令和元年5月30日(木)午前10時
1.報告事項
(1)令和元年度主要事務事業について
(2)東京2020大会気運醸成・ホストタウン・共生社会ホストタウンの取り組みについて
(3)「上用賀公園拡張用地におけるスポーツ施設整備に関するアンケート」の実施状況について
(4)アメリカオリンピック委員会本部等の訪問について
(5)東京2020大会のコミュニティライブサイト及びパブリックビューイングの検討状況について
(6)ホストタウン事業「区内小学生と米国関係者等との交流事業」の実施結果について
(7)その他
2.協議事項
(1)正副委員長会申し合わせ事項について
(2)次回委員会の開催について
田中優子 委員長
それでは、1報告事項の聴取に入ります。
(1)令和元年度主要事務事業について、理事者の説明をお願いいたします。
内田 スポーツ推進部長
それでは、令和元年度主要事務事業につきまして御説明をいたします。
資料をおめくりいただきたいと思います。目次がございます。最初にスポーツ推進部の主要事務事業につきまして御説明し、その後、交流推進担当部の順番になります。主要事務事業につきましては、主な点というところで御説明をさせていただきます。
まず、一ページをごらんいただきたいと思います。左側、事務事業名が生涯スポーツ・地域スポーツの振興でございます。一番右端、事業の内容ということで、区としては、スポーツ推進計画、そして後期年次計画の事業を進めてまいります。特に二〇二〇オリンピック競技大会を絶好の機会と捉え、障害者スポーツの推進等に取り組むとしております。
次のページをお開きいただきたいと思います。二ページでございます。右側、事務事業を見ていただきたいと思います。3世田谷二四六ハーフマラソンの実施でございます。今年度につきましては、真ん中、実施日、令和元年十一月十日を予定してございます。
次の三ページでございます。ハーフマラソンでございますけれども、(4)で出走権を体験型記念品として五万円以上の寄附の募集を行う、これは例年どおりでございます。
次のページをお開きいただきたいと思います。四ページでございます。右側、5障害者スポーツの推進、(1)でボッチャの取組み、①で開催日につきましてはことし八月二十四日土曜日を予定しております。また、ボッチャの用具につきましては、記載のとおり、配置を計画しているところでございます、
次の五ページを開いていただきたいと思います。五ページにつきましては、真ん中、(2)障害者スポーツ体験会の開催ということで、令和二年二月ごろ実施を予定しているところでございます。場所は希望丘地域体育館でございます。
次の六ページをお開きいただきたいと思います。右側、(5)障害者スポーツ普及啓発冊子の発行というところでございます。内容は、記載のパラの種目等々についてでございまして、夏ぐらいには冊子をつくりたいというふうに考えてございます。
また、(6)貸出事業の実施ということで、ボッチャだけではなくて、ブラインドサッカー、そして七ページ、フライングディスク等々について区民の方々に貸し出しを予定しているところでございます。
次に、めくっていただきまして、九ページをお開きいただきたいと思います。左側、事務事業、ここからはスポーツの場の整備でございます。
右側の部分、事務事業でございますけれども、拠点スポーツ施設の整備につきましては、上用賀の公園拡張用地を使いましたスポーツ施設の整備でございます。
また、2の(1)大蔵運動場陸上競技場で、スタンドを今改修しております。ここの部分が十月に竣工予定で、十一月にオープニングイベントを開催する予定となっております。
めくっていただきまして、一一ページをお開きいただきたいと思います。左側、事務事業、東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会の気運醸成でございます。
右側、事務事業を見ていただきたいと思います。アメリカ選手団のキャンプの受け入れということで、(1)キャンプ実施に向けた調整と(2)区民との交流事業でございます。これにつきましては、本日、(4)で報告事項ということで御説明をさせていただきあます。
めくっていただきまして、一二ページでございます。(1)気運醸成イベントの実施ということで、さまざまございます。この内容につきましても本日報告事項の(2)で御説明をさせていただきたいと思います。
一三ページ、一番下の右側、聖火リレーの調整ということで、まだ日程等が確定しておりませんけれども、聖火リレーにつきまして調整すると同時に、委員会にも御報告をさせていただきます。
一四ページをお開きいただきたいと思います。右側、事務事業でございます。競技会場となる馬事公苑の周辺整備と輸送ルートでございます。前委員会でも御報告してございますけれども、この点につきましては適宜委員会に報告をさせていただきたいと思います。
一六ページから交流推進担当部になりますので、ここまでがスポーツ推進部でございます。以上でございます。
◎小澤 交流推進担当部長 それでは、交流推進担当部の主要事務事業の主な取り組みについて御説明をさせていただきます。資料は一六ページから二一ページまでとなります。
まず、一六ページをごらんください。東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会の機運醸成に向けまして、全庁を挙げて取り組みを進めてまいります。また、アメリカ合衆国のホストタウンとして、庁内及び関係機関と連携しながら交流連携事業を実施いたしまして、多文化理解を促進してまいります。さらに、ホストタウンロゴを活用したグッズを作成いたしまして、イベント時の配布やネックストラップ等を職員が装着することで、ホストタウンであるということの周知を図ってまいります。なお、具体的な取り組みにつきましては、本日委員会の報告事項の(2)で説明させていただきます。
次に、一七ページから一八ページにかけて御説明いたします。
まず一七ページですが、共生社会ホストタウンの実現に向けた取り組みについてです。取り組み内容につきましては各所管の再掲になっております。
まず、商店街等と連携した障害者理解と差別解消に向けた取り組み、障害者差別に関する相談対応及び障害者差別解消法の普及啓発、そういったものを障害者理解の促進ということで柱に掲げまして、具体的な取り組みといたしております。具体的な取り組みといたしましては、商店などに段差解消スロープの設置や専門相談員の配置などを行います。また、障害者と触れ合いといった機会を通じまして、障害者理解を促進してまいります。
次に、一九ページをごらんください。うままちプロジェクトとして、馬事公苑かいわいの魅力向上に向けた取り組みを進めてまいります。また、オリンピック・パラリンピック教育の推進といたしまして、オリンピック・パラリンピック教育推進校を指定しております。障害者スポーツの理解の促進と普及啓発を図っております。さらに、オリンピアン・パラリンピアンとの交流に取り組んでまいります。
次に、二〇ページから二一ページをごらんください。特別支援教育の推進です。特別支援学校や区長部局等と連携しながら、障害者理解教育の充実を図ってまいります。また、子どもの人権擁護の推進では、人権教育推進委員会を設置いたしまして教職員の理解を深め、取り組みを進めてまいります。
説明は以上でございます。
田中優子 委員長
ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
あべ力也 委員
六ページですけれども、右側の(5)障害者スポーツ普及啓発冊子の発行・配布というところですけれども、発行部数の予定と、あと、いわゆる区内の障害者スポーツをされている対象の方は何人いらっしゃるのか。あと、種目は何種目ぐらいあるんですか。数字を教えてください。
須藤 スポーツ推進課長
まず、発行の対象ですけれども、区内のスポーツイベント、それからあと、ボッチャの取り組みを各お祭りですとかのブースで展開していきたいと考えてございます。こうした中で、各皆様にお配りするような形で考えてございます。発行部数については、今、一万五千を想定していたと思います。
あべ力也 委員
今、対象は配付のところの対象でお答えになったんですが、世田谷区の障害者の方で、障害者スポーツをされている方というのはどれぐらいいらっしゃって、区内で実際に障害者スポーツとして行われている種目はどれぐらいあるんですか。
須藤 スポーツ推進課長
実は、この障害者スポーツの部分については、どのぐらいの方が実際に実施されているとかという詳細の数字を、申しわけないんですけれども、まだちょっと現状把握できておりませんので、今後調査も含めましてやらせていただきたいというふうに思ってございます。
あべ力也 委員
調査して、わかったら、委員会のほうに報告をしていただけるということですか。
須藤 スポーツ推進課長
はい。調査させていただいて、ちょっとどこまでわかるかというところがありますけれども、御報告させていただければと存じます。
あべ力也 委員
次に、一三ページの(3)聖火リレーの調整ということで、先ほど説明をいただいて、これからという部分もあるのでしょうけれども、世田谷区としては何区間聖火リレーがあるのか。それと、その聖火ランナーになれる人は何人までというふうに想定されているんですか。
中潟 オリンピック・パラリンピック担当課長
聖火リレーの件でございますが、実際は、聖火リレー実行委員会が組織されまして、そちらのほうで準備を進めていられるということで、今現在、私どものほうに公式な発表といったものが出てきていない状況でございます。ただ、都内を走るというような一部報道もございましたので、そちらにつきましては確認してまいりたいと考えております。
あべ力也 委員
では、またわかったら、詳細を教えていただければ。よろしくお願いします。
田中優子 委員長
では、次に(2)東京二〇二〇大会気運醸成・ホストタウン共生社会ホストタウンの取り組みについて、理事者の説明をお願いいたします。
山田 交流推進担当課長
それでは、東京二〇二〇大会気運醸成・ホストタウン・共生社会ホストタウンの取り組みにつきまして御説明申し上げます。
1の主旨でございます。
オリンピック・パラリンピックは世紀の祭典ございまして、また、東京二〇二〇大会は世界初の同一都市での二回目のパラリンピック開催となります。東京二〇二〇大会の開催まで五百日を切った中、区では、五百日前イベントなど、さまざまな機運醸成事業に取り組んでおるところでございます。今後も一年前イベントなど多くの事業の実施を予定しているところでございます。また、ホストタウン・共生社会ホストタウンの取り組みにつきましても、スポーツ選手と区民の交流や障害理解の促進、町の魅力向上など、ハード、ソフト両面について、区民、事業者等と連携しながら、オール世田谷で進めていこうとしておるところでございます。こうした取り組みを大会後も継続していくことで、国籍や文化の違い、障害の有無にかかわらず、ともに理解し合える共生のまち世田谷の実現を目指してまいるものでございます。
2のホストタウン共生社会の概要でございます。
(1)でホストタウンの内容を御説明申し上げます。二〇二〇大会の開催によりまして、より多くの選手、観客等が来訪することを契機といたしまして、地域の活性化といったものを広げていこうというのが目的で、申請に基づきまして、内閣官房に登録された自治体のことでございます。区は、平成二十八年六月にアメリカ合衆国のホストタウンに登録をされました。平成三十一年四月二十六日現在、全国で三百二十三件の登録がございまして、そのうちアメリカ合衆国のホストタウンは、世田谷区を含めまして、十七件となってございます。
(2)の共生社会ホストタウンでございます。このホストタウン登録された自治体がまずベースとなってございますが、その自治体のうち、障害のある海外の選手たちを迎えることを契機といたしまして、ユニバーサルデザインのまちづくりであったり、心のバリアフリー、障害者スポーツの推進に向けた取り組みを実施していき、東京二〇二〇大会だけではなく、大会後も発展的な取り組みにつなげていく自治体のことでございます。世田谷区は、平成二十九年十二月に登録をされました。平成三十一年四月二十六日現在ですが、全国で十三件が登録されてございます。
こちらで書いていないんですけれども、五月二十八日に江戸川区でも共生社会ホストタウンに登録されたという情報を入手いたしましたので、この資料には間に合いませんでしたけれども、そうしますと全国で十四件ということになってございます。ちなみに、江戸川区はオランダのホストタウンとなっておるということで、共生社会ホストタウンに登録したという情報がございました。
3の取り組みの概要でございます。
主には別添資料で御説明いたしますが、まずは機運醸成の取り組みにつきまして、各部が区民や事業者等と連携を図りながら、七月から八月を軸に事業を進めてまいりまして、年間を通して機運醸成や、文化や観光、教育などのさまざまな事業を展開していくものでございます。また、ホストタウン・共生社会ホストタウンの取り組みにつきましては、アメリカ大使館であったり、アメリカオリンピック委員会、日米協会等の協力をいただきながら事業を実施することで、ホストタウン・共生社会ホストタウンの認知度を向上させ、スポーツや文化の振興、国際交流の活性化などを図りながら、共生のまち世田谷の実現を目指してまいるものでございます。
恐れ入ります。別添の資料1をごらんください。A3横でカラー刷りになってございます。
年次別に、横に令和元年度、二年、三年となってございます。上側の丸囲みになっているものがオリンピック・パラリンピック気運醸成、真ん中から下ぐらいがホストタウン・共生社会ホストタウンの内容となってございます。ただいま申し上げた気運醸成イベントというものは、オリンピック・パラリンピック気運醸成のくくりにございます少し薄い色の青で示された七・八月気運醸成イベントの内容でございます。その下に太い矢印がございますが、こちらが年間を通して継続した気運醸成イベントを示してございます。その下に薄いピンクになっておるのがUSOC(アメリカオリンピック委員会)と交流していこうという内容の重立ったものを書いてございます。その下のオレンジの部分がホストタウン事業で主に進めていくもの、一番下にありますのが共生社会・ホストタウン事業として進めていくもの、今後、それを令和元年度に進めていきながら、二〇二〇のオリンピック・パラリンピックの年度のところにも機運醸成をつなげていき、それを最終的にはさまざまな取り組みをしながら、一番右側にありますレガシーとなる共生のまち世田谷の実現を目指しているものでございます。
資料2をごらんください。こちらは資料1と見比べていただけるとありがたいと思っております。資料2もA3横でございます。こちらは色別になってございまして、先ほどの薄い水色、ピンク色、色で分かれているのは、先ほどの資料1の色で対応しているようにごらんいただければと思っております。こちらの資料2は、重立った大きな事業を、事業名及び事業概要、あと、区だけではなくさまざまなところと連携しながら進めていく内容の概要を示したものでございます。
恐れ入ります。資料3を御説明させていただきます。資料3をごらんください。こちらにつきましては、令和元年度の東京二〇二〇大会に向けましたスポーツ推進部の取り組みでございます。昨年度も実施しております馬!ふれあい出張事業や、百日ごとの節目イベント、(5)にありますオリンピック・パラリンピック一年前イベント夏祭り、裏面にあります(7)ボッチャ世田谷区カップなど、今年度も記載の内容で機運醸成等に取り組んでまいります。個別の事業につきましては、委員会報告やポスティングなど、適宜御報告させていただきたいと思っております。
続きまして、参考資料をお開きください。こちらが二〇二〇度大会気運醸成イベント一覧となってございます。こちらは、昨年度でございますが、スポーツ推進部も入ってございますが、スポーツ推進部以外のさまざまな所管で事業を進めていく内容をこちらの一覧で示させていただいたものでございます。ちょうど真ん中より少し右側に実施予定日を書いてございます。その日付で、さまざまな場所、区内各所で気運醸成イベントを進めていくといった内容でございます。
最後の資料、参考資料2でございます。カラー刷りのチラシでございます。東京二〇二〇大会気運醸成レガシー実現プランでございます。こちらについては昨年の九月にまとめたものでございますが、お開きいただきまして、レガシー実現のためのプロジェクトスケジュールということで示させていただいております。まさに、ことしは二〇一九年でございますので、ステージAというところで、これがだんだん本番の時期に近づくにつれて機運を盛り上げていき、共生のまち世田谷を実現していく、そういったものを示させていただいております。こちらについて、区以外のさまざまな事業者、区民等にお知らせしながら、御協力いただいて機運醸成につなげていきたい、そのようなものでございます。
一枚目の表紙にお戻りいただきまして、4の今年度の予算でございます。今の今年度予算を全て合計いたしまして二億五千七百八十万円余りとなってございます。
5の今後のスケジュールでございますが、この四月から各事業の取り組みがスタートしてございます。事業によってスタート時期が異なりますので、四月からということで表現させていただいております。先ほど申し上げたような、まさに七月、八月に集中して取り組みを実施していく、そういった内容でございます。
説明は以上です。
田中優子 委員長
ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
あべ力也 委員
オール世田谷でハード、ソフト両面で、区民と事業者とが連携して進めていくということですけれども、特に障害者関連で、区内の障害者団体なんかは参加と協働をしていくというような仕組みが必要だと思うんです。ただ、参加ということだけじゃなくて、いわゆるその取り組みの考え方だったり、例えばハードであれば、障害者の目線でどういう取り組みをしたらいいのか。また、ソフト面もそうですけれども、そういう障害者の皆さんの目線でこの事業そのものの発想というか、そういうものを取り入れていく必要があると思うんですが、そういう機会はこれからも設けていくというふうに考えていらっしゃるのかどうかをちょっと伺いたいんですけれども。
山田 交流推進担当課長
今のお話、障害者の視点というお話でございますが、参考資料1のところで、まず一つ事業がございます。一番下の二十一番、仮称でございますが、心のバリアフリーシンポジウムというものがございます。今、USOCと調整中でございますが、商店街の町歩き等で、障害がある区民であったり専門家などを交えながら、いわゆる段差解消、どこが危ないのか、現状を調査しながら、どうすれば危なくない町歩きになるのかということを取り組んでいこうと。
それは、アメリカのバリアフリー法でありますADA法と言われているものを、まさにアメリカの方を交えながら一緒に、区内のもちろん障害者の当事者であったり団体と一緒に取り組みながら、こういったもので段差のないバリアフリーな社会をつくっていこうと、それがさまざま区内に広がっていくような考え方で、これはまず取っかかりとしてやっていきましょうという内容でございます。
あべ力也 委員
私が委員会で今質問しているのは、障害者の皆さんがまさに参画をして、基盤整備なりソフトの面なり、障害者目線で企画をしたり、もしくは整備をしたりということをやっていただきたい。
今、課長が言われた段差解消であったりとかいうものは、障害をお持ちの障害の種別というものが多岐に渡るわけじゃないですか。視覚障害者の方もいれば聴覚障害者の方もいれば身体障害の方、精神とかそういうことを入れちゃえば、もっともっと広がっちゃうわけですけれども、特に視覚障害の皆さんとか聴覚障害の皆さんとかというと、基盤整備には特にかかわると思うんです。身体障害の方も車椅子で歩いたりという段差解消の問題もありますけれども。
特に私、最近ちょっと気になるのは、海外なんかへ行くと、視覚障害者の皆さんのために、いわゆる横断歩道とかそういうところに、日本で昔やっていた音声のお知らせみたいなものが、海外はすごく充実しているんです。中国なんかも徹底していますよね。上海なんかへ行ってもそうだし、香港なんかもそうですけれども。
日本は、一時期、昔、通りゃんせ基金とかいって、音楽を流すのがありましたよね。でも、今はそういうものが余り見られない。世田谷区内でも視覚障害者、聴覚障害者に対する交通の安全であったり、基盤整備面での配慮が余りないのかなというふうに感じている部分があって、やっぱり障害の種別によって感じることも違うと思うんです。
ですから、世田谷区内にはいろいろな障害者の皆さんの団体があるので、いろんな意見を聞きながら、基盤整備の改善になるような機会を――シンポジウムがその決め手になるかどうかというのはちょっとわからない話で、実際のその取り組みの段階で障害者団体の皆さんの知恵をかりるというのかな。そういう部分があってもいいと思うんですけれども、そういう考え方というのはないんですか。
小澤 交流推進担当部長
今、委員がお話しいただきましたが、私どもの交流推進担当部のほうで、こういったホストタウン・共生社会ホストタウンも含めまして、事業の取り組みを調整しております。先ほど冒頭、主要事務事業のほうでも申し上げましたが、私どもの担当所管は調整役としてさせていただいているんですが、全庁挙げて取り組んでおる事業でございます。
今、委員から御指摘ございましたような障害者の理解を進める上での障害者の視点を、障害者も参画しながらといいますか、主体的に行っていくというところは、障害の所管も含めまして障害者団体とも調整いたしております。ハード面、ソフト面、両面あると思いますが、これをいい機会に共生社会ホストタウンに向けての取り組みは進めてまいりたいというふうに考えております。
田中優子 委員長
それでは、(3)「上用賀公園拡張用地におけるスポーツ施設整備に関するアンケート」の実施状況について、理事者の説明を願います。
須藤 スポーツ推進課長
こちら、資料のほうをごらんいただければと思います。
上用賀公園拡張用地におけますスポーツ施設のアンケート調査におきまして、概要に記載のとおりなんですけれども、この二月にこちらの委員会に御報告をさせていただきまして、拡張用地のスポーツ施設整備に当たりまして、民間のサウンディングですとかスポーツ団体への意見聴取、それから周辺の方へのアンケートということで御報告をさせていただきました。本年四月からそのアンケート自体を実施させていただいていたところですけれども、そのアンケートの配布対象について、一部誤りがございました。そういう状況が判明したので、再度、アンケートの実施をしていきたいというようなことでの御報告となります。
2の記載は、そのアンケートを実施しました事業計画の検討を請け負っている事業者がセントラルコンサルタントという会社でA社、それから、各戸配布の配布のみを再委託として請け負った事業者がナビットということでB社というふうに、次のところで呼ばせていただきます。
経緯をごらんいただければと思います。本年四月八日にB社のほうで対象地域へのアンケートを配布開始いたしまして、十二日に作業が終了したというふうにこちらのほうで伺ってございます。
こうした中で、実は当初少しエリアを多く配ってしまったというような状況はあったんですけれども、数としてその辺は大丈夫ですか、部数は足りていますかという確認をしたところ、現場のほうでの配布は大丈夫です、終了しましたということで報告を一旦いただいておりました。
しかし、四月二十六日になりまして、近隣の方から、自分のところにアンケートが届いていないというお声をいただきまして、その方に対して個別に再配達を依頼したところでございます。改めて連休明けに再度同じ方から御連絡がありまして、自分以外の方にも入っていないよと、これはおかしいのではないでしょうか、確認をしてくださいということで御連絡をいただいた次第です。こちらのほうでも直ちにA社、事業者のほうに確認させていただきました。
そうしましたところ、B社のほうに配布を依頼していく際に、現場までの指示が十分正確に伝わっておらず、当初より広い範囲に配って、そのときに私どもも確認していた部数の不足はないんですかというところで、確認をしたところ、どうも現場のほうの判断で調整をしたといいますか、少し間引いて配布をしていたということがわかりました。これに対して我々のほうから事実関係について報告を上げてくれということで、報告を上げていただいて対応をということになります。
裏面をごらんいただければと思います。裏面とその反対側にちょっと地図をつけさせていただいておりますので、両方を比較してごらんいただければと思います。
左側の4にあります当初の配布地域というところで、丁目ごとに全域を配るところと、丁目の中の一部の世帯でお願いしますという依頼をしておりまして、右でいうと点線のエリアになります。これが現場のほうへの指示が徹底されずに、全ての丁目、全世帯に配布をするというような理解になり、配布部数の不足が生じたということでございます。世帯数的には約五千世帯分が調査票として不足をしていたというような状況でございます。
こうした状況を踏まえまして、今後の対応ですけれども、まず我々からA社に対して厳重注意を行い、再度こちらの全域に配りましたので、太線の全域のエリアでもう一度アンケートを実施するようにいうことで指示をいたします。そのアンケートに既に御回答いただいている方につきましては、アンケートが二重にならないように、アンケートの回答は不要ですというようなことで御案内をさせていただきたいというふうに考えてございます。
(3)のアンケート結果につきましては、既に回収済みのもの、それから、今後回収をされてくるもの、アンケートを御提出いただくもの、合わせての集計というふうに考えてございます。
このアンケートにつきまして、再配布に伴って生じた費用につきましては、全額こちらはA社の負担ということで、区の追加費用はなく対応をしていきたいというようなことでございます。
6のスケジュールのところをごらんいただければと思います。
六月の上旬にもう一度アンケートの配布をさせていただきまして、六月下旬までということでアンケートの回収、それから集計の作業、当初予定で六月下旬から七月上旬まで集計作業を予定しておりましたので、そこには間に合わせるようにということで事業者には指示をいたしております。
その結果をこちらのほうで受け取りまして、次に議会にお示しをしようと予定をしておりました上用賀拡張用地のスポーツ施設の整備方針の案に反映いたしまして、お示ししていきたいというふうに考えてございます。
御説明は以上です。
田中優子 委員長
ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
あべ力也 委員
これはポスティング業者さんを使ったのでしょうけれども、一部単価は幾らでやったんですか。
須藤 スポーツ推進課長
事業者の内訳としまして、今回かかっている経費全体が、一回目の当初のアンケートが二百三十万円か二百四十万円で、再度かかるところが二百五十万円というところまでは伺っておりますけれども、詳細についてはまだちょっと確認ができておりません。
あべ力也 委員
その資料で、配布部数で割れば一部単価は出るんじゃないの。そういうことじゃないんですか。
須藤 スポーツ推進課長
一部当たりの単価というのは出るんですけれども、実際にポスティング業者さんが配布した以外に、その経費の中には資料の作成費等、それからあと、実際に事業者さんの人件費といいますか、そこの部分が乗っかったものということで伺っておりまして、詳細はちょっと確認をさせていただければと存じます。
あべ力也 委員
では、アンケート資料そのものもその事業者に任せて、印刷も全部させたということですか。
須藤 スポーツ推進課長
内容についてはこちらで当然かかわらせていただきましたけれども、その印刷を含めまして、この委託料の中で支出をさせていただいております。
田中優子 委員長
では次に、(4)アメリカオリンピック委員会本部等の訪問について、理事者の説明を願います。
中潟 オリンピック・パラリンピック担当課長
それでは、アメリカオリンピック委員会本部等の訪問について御報告させていただきます。
まず、1の主旨でございますが、東京二〇二〇大会まで一年余りとなる中、アメリカ合衆国選手団の大蔵運動場等でのキャンプの実施に向けまして、セキュリティーやボランティア、施設の仕様など、キャンプの諸条件につきまして、アメリカオリンピック委員会と早急に確認を行う必要があることから、今回、USOCの本拠地へ出向き、直接協議、交渉を行うものでございます。
2の協議事項でございますが、まず(1)といたしましてセキュリティープランにつきましては、実際の大蔵総合運動場等の警備体制、また、その中でUSOC(アメリカオリンピック委員会)が占有するエリアの詳細について確認をしてまいりたいと考えております。
(2)のキャンプボランティアにつきましても、区民の方からのお問い合わせもかなりいただいておりまして、実際に人気のあるといいますか、気にされているところでございます。こちらにつきまして、従事内容ですとか募集人員、募集方法について確認をしてまいりたいと考えております。
(3)の施設仕様についてでございます。USOCから二点要請を受けてございます。まず、一点目が、陸上競技場投てきエリア、砲丸投げのほうですけれども、フィールドの芝生の部分を数メートル延長したいというものでございます。二点目の大蔵第二運動場レストラン厨房の改修でございますが、こちらのレストランにアンチドーピング等の観点から、アメリカの調理スタッフを帯同されるということでございます。そのために調理器具の交換ですとか、あるいは調理器材の交換、また、一部躯体等に関する工事を想定しているというようなお話がございます。今般渡米の際に内容を示していただけるというお話がございますので、そちらの確認をしてまいるものでございます。こちらの改修計画につきましては、USOCの支出となっております。
次に、(4)の交流事業につきましては、現在進めているものの進捗状況の確認、また、新たな新規事業としての提案、二〇二〇年以降の交流について確認をしてまいりたいと考えてございます。実際には、二〇一九年度、今年度実施するものにつきまして、この間、メール等の交換において実施の方向で進んでいるものについての最終確認。また、二〇二〇年大会期間中、キャンプ期間中に、キャンプ見学ツアーですとか、いる間に区民との交流ができないか。また、こちらのキャンプに来ている方で、競技終了後、帰国までの間に区民との交流ができないか。そのようなものにつきまして一件ずつ確認をして、交渉してまいりたいと考えているところでございます。
次の3の訪問者でございますが、議長、担当副区長の宮崎副区長、スポーツ推進部より部長、課長、担当係長三名、合計五名で訪問する予定でございます。
次に、4の行程でございます。訪問期間でございますが、五月三十日木曜日、本日十七時二十分、成田を出ましてUSOC本部に向かいます。六月三日までの間の五日間が訪問期間となってございます。
恐れ入ります。裏面をごらんください。訪問の内容でございますが、五月三十一日金曜日にUSOC本部に赴きまして、協議をしてまいります。翌六月一日土曜日につきましては、トレーニングセンター訪問、また協議となります。トレーニングセンターにつきましては、実際の調理場ということがありますので、そこの現場を見ながらの説明を受けるというものでございます。
次に、5の今後の取組みでございます。(1)の交流事業の調整・実施から(5)アメリカ合衆国選手団キャンプ受け入れにつきまして、今回の訪問によります確認事項を踏まえながら、各関係機関との調整を進めてまいりたいと考えております。
説明は以上でございます。
田中優子 委員長
ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
あべ力也 委員
この費用は幾らで行くんですか。
中潟 オリンピック・パラリンピック担当課長
今回の費用の合計でございますが、三百七十九万七千円でございます。
あべ力也 委員
こうした国が違うところとの交渉というのは、国でも普通、事務方が行って協議をしてくるんです。締結をするとかなんとかというときに、例えば長といわれる方が行ってやるのでしょうけれども、回数を省くという意味ではいいのかもしれませんが。ただ、事務的な交渉をしてくるということで、今までUSOCというのは何回世田谷に来ているんですか。世田谷区は向こうに何回行っているんですか。
中潟 オリンピック・パラリンピック担当課長
USOCの個別の視察の回数も含めますと、平成二十七年度から開始しますと、視察の回数は二十五回でございます。世田谷区からの訪問につきましては、今般三度目となっております。
田中優子 委員長
それでは次に、(5)東京二〇二〇大会のコミュニティライブサイト及びパブリックビューイングの検討状況について、理事者の説明を願います。
中潟 オリンピック・パラリンピック担当課長
それでは、東京二〇二〇大会コミュニティライブサイト及びパブリックビューイングの検討状況について御報告させていただきます。
1の主旨でございますが、東京都より、東京二〇二〇大会コミュニティライブサイト実施申込書の提出につきまして依頼がございました。世田谷区といたしましても、大会期間中、区民の身近な場所において、区民が一体となって競技を観戦できるとともに、大会の雰囲気を体験できる場といたしまして、コミュニティライブサイト及びパブリックビューイングの実施に向けた申請提出を検討している状況でございます。
2の概要でございますが、恐れ入ります。別添の資料をつけてございます。一枚おめくりいただきまして、東京二〇二〇大会コミュニティライブサイトガイドライン(抜粋)をごらんください。
まず、四角の枠のところでございます。東京二〇二〇ライブサイトにつきましては、東京都及び組織委員会が実施するものでございまして、上野恩賜公園ですとか代々木公園というところで実施するものでございます。コンテンツにつきましては、競技中継、会場装飾、競技体験、ステージイベント、大会パートナー出展、主催者展示、飲食売店、公式ライセンス商品販売等となってございます。実施期間につきましては、大会期間中、任意となってございます。
その下のコミュニティライブサイトが今回申請を検討しているものでございます。こちらの実施主体につきましては、自治体、世田谷区であれば世田谷区となります。コンテンツにつきましては、競技中継、会場装飾、ステージイベント、競技体験、主催者展示、飲食売店、期間は先ほどと同じでございます。
次に、その下の表をごらんください。パブリックビューイングでございます。こちらにつきましては、地域の公民館ですとか体育館、会議室等に大型スクリーンやテレビを設置し、競技映像を中継するものでございます。こちらの実施主体つきましては、地方自治体、教育機関、自治会等となってございます。コンテンツにつきましては競技中継のみとなります。実施期間につきましては大会期間中、任意となっております。
恐れ入ります。一枚おめくりいただきまして、右の三ページをごらんください。
まず、実施体制でございますが、コミュニティライブサイトにつきましては自治体のみとなりまして、この実施に当たりましては組織委員会への申請が必要となってございます。
次の2の役割分担・費用負担でございますが、こちらもまた表をごらんください。
まず、一番右の組織委員会が担うものといたしましては、スキーム全体の管理、組織委員会が実施する広報、あとはIOC、IPC、放映権者等との調整、こちらにつきましては組織委員会が実施するものでございます。
実施自治体につきましては、企画、運営、警備、広報、地域関係機関等との調整、それと実施費用の負担となっております。
恐れ入ります。一枚おめくりいただきまして、四ページをごらんください。
実施に当たりまして、入場料につきましては無料で実施するというものでございます。
開催期間につきましては、オリンピック・パラリンピック開催期間となりまして、一部、オリンピックにつきましては予選が開始されます七月二十二日から八月九日の閉会式まで、パラリンピックにつきましては八月二十五日から九月六日までとなってございます。
下の開催時間でございますが、競技中継時間ですとか、帰宅の交通手段、また、青少年の深夜外出規制、近隣区域への騒音等の影響等に配慮せよというものでございます。
次に、右の五ページをごらんください。
実施のコンテンツでございますが、必須となるものにつきましては、競技中継、会場装飾となってございます。また、この会場装飾につきましては別途ガイドラインがこの後来るということでございます。その他といたしまして、任意でステージイベント、競技の体験ブース、主催者の展示、飲食売店等が実施できるものでございます。
恐れ入ります。一枚おめくりいただきまして、右の七ページの実施手順をごらんください。
現在、四月から六月ということになりまして、実施の検討ということでございます。こちらの申請につきましては六月二十八日に一度エントリーの締め切りとなってございます。その後、都を通じまして組織委員会のほうから実施内容の確認、調整等を経まして、九月に実施計画を新たに作成し、提出するものでございます。また、この間に取り下げということも可能でございます。
恐れ入ります。一枚おめくりいただきまして、八ページをごらんください。
実施の検討とございまして、会場の検討でございます。屋内・屋外問わずどちらでも開催できるというもの。ただし、暑さ対策ですとかリスク対策、突発型の災害、進行型の災害についてのリスク対応を考慮しなければならないというものでございます。
その下のブランド保護対策でございます。コミュニティライブサイトにおきましては、大会スポンサーの権利を保護されることになりまして、正当な権利を有しないにもかかわらずオリンピック・パラリンピックの知的財産やそのイメージを広告、販促、集金活動に使用することを禁止されてございます。大会スポンサーとかぶるような企業のロゴが出せないというものでございます。例えばコミュニティライブサイトでは、売店で飲食や物販ができるんですけれども、例えばコーヒーという名前はいいんですけれども、何々というメーカーがスポンサーと違うようであれば、その名前は出せない。あるいは、何々商店の出展というところもできないというようなことでございます。
恐れ入ります。一枚おめくりいただきまして、一〇ページをごらんください。
放映権者との調整・確認でございます。コミュニティライブサイトを実施する場合には、事前に放送権者の了承が必要になります。実際に競技中継しているものを流すものでございまして、NHKなり民放との調整が必要だというものでございます。
恐れ入ります。最初のかがみのほうにお戻りください。
概要の(2)の下の四角の枠の一番右をごらんください。こちらにつきましては補助金でございます。コミュニティライブサイトにつきましては、補助金上限二千百万円のうちの二分の一、オリンピックにつきましては一千五十万円の補助の対象となります。パラリンピックにつきましては二千百万円の三分の二相当、一千四百万円が補助の対象となってございます。
恐れ入ります。裏面をごらんください。
今後の予定でございますが、六月中に実施申込書の内容を決定するものでございます。現在、オリンピック・パラリンピックの庁内推進会議におきまして、各所管に対して内容を検討していただいている状況でございます。そちらをまとめまして、六月二十八日に一度エントリーという形で東京都へ実施申込書を提出する予定でございます。その後、六月から九月にかけまして、東京都及び組織委員会から実施申込書の内容確認を経まして、九月に新たに実施計画書として提出するものでございます。その後、時期を見まして、当オリンピック・パラリンピック等特別委員会に報告してまいりたいと考えてございます。実施時期につきましては、来年度、令和二年の七月から九月にかけての実施でございます。
(2)のパブリックビューイングでございます。こちらにつきましては、まだ正式なガイドラインが出てございません。ガイドラインが夏ごろ出るということでの御報告をいただいておりますので、そちらにつきましても、概要公表次第、御報告させていただきたいと思います。パブリックビューイングにつきましては、担当部署に確認したところ、令和二年の春ごろに申請の受け付けを開始する予定と伺っております。
説明につきましては以上でございます。
田中優子 委員長
ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
あべ力也 委員
現状ではまだ想定の部分が多いのでしょうけれども、世田谷区は人口が多いじゃないですか。その上で、パブリックビューイングとかコミュニティライブサイトというものを運営する上で、区民の皆さんがそこに集まるというのは限界があると思うんです。区としては、どれぐらいの区民の方がこれに参加できるというふうに思っているんですか。実施回数の問題、大会期間中ということであれば何回やれるかとか、種目によっても、いろいろ種目もいっぱいあるから、何をどう見るのかというのもよくわからない。どれぐらいの区民がこの事業に参加できるというふうに想定をされているんですか。
内田 スポーツ推進部長
その想定は大変難しいんですけれども、パブリックビューイングのところに教育機関と書いてあるんです。多分これは大学が考えられるんです。例えば大学の出身選手であれば大学の講堂でパブリックビューイングをやるだとかいう部分がありますので、ちょっと全体を見て、例えば世田谷区がやろうとしているところと大学が余りにも近いのだったら、両方やるんですかという部分もありますし、期間という部分もある。
ですので、まだその前提がどうなるかわからないという部分があるので、なかなかお答えはしづらいんですけれども、やはり何らかの形で事業を実施したいという考え方と、あともう一つは、パブリックビューイングについては完全に単費です。補助金がないという部分がありますので、補助がない中でどこまでやるんですかというところはちょっと議論しないといけないというふうに思っております。
あべ力也 委員
それは一日に一カ所という考え方なんですか。いろんなところでやるの。
内田 スポーツ推進部長
明確な考え方までまだ区としても行っておりません。ですので、短い期間で数をこなすのか。例えば一カ所で日数を多くするのかという部分もありますし、オリとパラではまた期間が違いますよね。ですので、どっちをやるんですかというところもありますので、そこはどういう考え方というのはまだ定まっていないんですけれども、まずは所管の各部の意見を聞きながら、あとコストの面、それと、実際にそこをできるのか、組織委員会のオーケーがとれるのかという部分も含めて、これから調整が必要になってきます。ですので、今回は検討状況ということで委員会に報告をさせていただいたということです。
あべ力也 委員
その会場を考える場合に、説明もあったかもしれないけれども、屋外も屋内も両方検討するということですよね。屋外もあり得るし、屋内もあり得るのでしょう。そうすると、いずれにしても、世田谷区がそういうものを実施するといった場合に、特にお金のかからないやり方ということで考えれば、世田谷区が持っている施設を利用することになってくると思うんです。
そうすると例えば公園であったり、世田谷区の敷地というと限られていますよね。砧公園だったり、あそこは東京都か。大蔵運動場だったり。大蔵運動場はだめなんだ。いずれにしても、屋内で何か使うといえば、今度はまた区民の利用制限の出てきますよね。そういうことも発生するというふうに想定しているということですか。
内田 スポーツ推進部長
パブリックビューイングの例示として公民館等々というふうに挙がっております。ですので、例えば区のほうで公共施設を使うということであれば、その期間は利用ができないということになります。
ただ、パブリックビューイングについては、先ほど課長が御説明しましたけれども、世田谷区で梅まつりのときに屋外でやっていますので、パブリックビューイング、イコール屋内だけしかだめということではありませんので、屋外でもオーケーということです。
あべ力也 委員
屋内であれば、消防法の関係でキャパシティーが決まっているから、大体こういう施設を使ってどれぐらいの収容ができるということがわかると思うんですけれども、屋外の場合は、関係機関と調整をしながらということだけれども、でも、やっぱり面積は決まっているんだから、キャパシティーは決まっているのだと思うんです。一会場当たりどれぐらいの人を収容するような場所を選定していくかということによって参加人数は変わってくるんだと思うんだけれども、大蔵運動公園は使えないわけですよね。そうすると、限られた場所になってくると思うんですが、想定として一番大きいところはどこを考えているんですか。
内田 スポーツ推進部長
スポーツ推進部の考え方もあるでしょうけれども、区として進めていきますので、そういう意味では、今、各部にどんな意見があるのか、どんな計画ができるのかということで上がってきますので、その中で区として判断をさせていただきたいと思います。