令和2年10月1日、決算特別委員会にて企画総務委員会所管質疑を行いました。
主な質問項目
- 防犯カメラについて
詳細は以下をご覧ください。
防犯カメラについて
それでは、質問してまいりますが、今日は防犯カメラについて質問をします。
実は私も犯罪の被害に遭っておりました。それで、内容としては、政治活動用のポスターを剥がされるということで、これは防犯カメラに助けられて犯人を検挙したということなんですが、ところが、びっくりしたことに、その方は現職の都議会議員の方でした。新聞報道で皆さん知っていると思いますけれども、なぜ私がびっくりしたかというと、前回の都議会議員選挙のときにその方から電話がかかってきて、今回の選挙は大変厳しいので、あべさん、悪いけど公選はがきを書いてくれないかというので、実は私、百枚ぐらいこの方の公選はがきを書いているんです。ついでにポスターも貼ってくれというんで近所にポスターも貼ったりして、よもやこの方が私のポスターを剥がしているというふうには全く考えていなかった。そういう方が、実は犯罪を犯していたということに大変衝撃を受けたんです。
今日は、防犯カメラによって犯罪の抑止であったり、もしくは、プライバシーの問題もありますけれども、逆に身の潔白を証明できたり、犯罪の検挙もできたりということで、地域には町会や自治会、商店街に設置をされている、区が補助を出している防犯カメラがあるわけですけれども、今申し上げたように、犯罪の検挙には大変役に立つということなんですけれども、現在の設置状況はどういう状況なのか。それと、今後の予定についてまず伺います。
二点目は、防犯カメラは、犯罪抑止のほか、犯人の検挙に有効であるため、設置台数を増やすということが私は望まれると思うんですけれども、聞くところによると、防犯カメラの説明会というのを町会や自治会、もしくは商店街の皆さんに行っていると。その機会にできる限り―防犯カメラというのは密度の問題で追跡ができたり何なりということがありますので、同じところに何台もあるというよりは、どちらかというとメッシュで何メートルごとにあるとか、それで追っていける、リレー方式にするということのほうが犯罪の検挙につながるというふうにお聞きをしております。
世田谷は、今、メッシュ方式とリレー方式ということに関してはどういう検討をされているのかということも含めて、また、そういう有用性、有効性についても説明会などで説明をして、理解してもらうということも私は必要なことだと思いますので、それについてどういうふうに考えておられるのか。あとは、実施をしていただきたいと思うんですが、可能なのかということ。
それと、三番目については、防犯カメラの設置場所については、区内には個人宅もしくは事業者などが独自に設置している場合もありますけれども、効果的な設置場所の設定をするための区としての指導であったり取組。先ほど申し上げた、区が設置しているものと個人が設置しているものとの防犯カメラのリレーションの問題、そこも含めてしっかり検討していくべきだと思うんですけれども、この三点についてとりあえず伺いたいと思います。
吉田 地域生活安全課長
まず、区の設置状況と今後の予定でございます。
区では、町会・自治会、商店街に対しまして防犯カメラの設置補助を行っております。防犯カメラは、区民等の権利、利益を保護するとともに、全ての区民が安全で安心して生活することができる地域社会を実現することを目的に設置、運用しているものでありまして、犯罪抑止と犯人の検挙の効果が期待できる防犯設備であると認識しております。
現在まで五十四の町会・自治会と七十の商店街に千百八十二台の防犯カメラが設置、運用されております。さらに、今年度末までには七つの町会と二つの商店街に七十台増設される予定でございます。いずれもプライバシーの侵害に留意し、防犯カメラを公道に向ける形で設置しております。
次に、設置の密度関係とか設置台数の関係でございますが、区では毎年町会・自治会対象の防犯カメラ説明会や、また、商店街を対象といたしまして商店街振興事業説明会におきまして、各町会・自治会、商店街の方々に防犯カメラの設置補助について説明を行い、設置意向を調査しております。
防犯カメラは、犯罪抑止の効果、そして犯人検挙にも役立つ設備でございますので、各地域をメッシュ分割し、分割単位で防犯カメラを設置する、こういった設置方法は防犯効果を高める方法の一つであると思います。今までは、設置意向に応じまして補助をしてきたわけでございますが、今後は、防犯カメラ説明会などの機会に、設置台数の調査に加えまして、リレー捜査方式で犯人を検挙したといった事例もございますので、そういった事例を紹介しつつ、メッシュ単位での設置手法も防犯と検挙効果を発揮する方法の一つであることを説明してまいります。
次に、設置場所についてですが、これにつきましては、死角であるとか交差点、ほかの防犯カメラと重複しない場所の選定など、町会・自治会、商店街や警察と協議を行った上、犯罪抑止と犯人検挙の効果が最大限に発揮できるような適切な場所に設置してまいります。
今後も、区内の治安向上のため、防犯カメラの設置を推進してまいります。
ありがとうございました。
地域の防犯のためにも、防犯カメラの設置台数を増やしていただくようにお願いをしたいと思います。どうしても死角になる部分というのがあると、先ほど申し上げたリレー方式で追っていくということが途中で途切れてしまうということもありますので、なるべくメッシュの網の間隔を狭めていけるような、全体的な総数とか目標を決めて、メッシュをなるべく細かくしていくということが抑止や検挙につながると思いますので、ぜひ、私のような体験をしている方ってそんなにないと思いますけれども、防犯カメラによって検挙されるということは実際に有効だと思いますので、区としてもしっかり取り組んでいただきたいと要望しておきたいと思います。
以上で私の質問を終わります。