令和3年6月17日(木)午前9時
1.議案審査
議案第45号 令和3年度世田谷区一般会計補正予算(第1次)
議案第46号 一般職の任期付職員の採用に関する条例の一部を改正する条例
議案第47号 職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例
議案第48号 労働者災害補償保険法の適用を受ける非常勤職員等の公務災害等に伴う休業補償等に関する条例の一部を改正する条例
議案第49号 世田谷区手数料条例の一部を改正する条例
議案第50号 世田谷区特別区税条例の一部を改正する条例
議案第51号 財産(世田谷区立教育総合センター用一般什器、備品等)の取得
2.報告事項
(1)令和3年度世田谷区総合教育会議・世田谷教育推進会議の実施について
(2)令和3年度工事請負契約締結状況(4月分・5月分)
(3)令和3年度公金運用計画について
(4)その他
3.請願の継続審査について
4.閉会中の特定事件審査(調査)事項について
(1)区政の総合的企画及び調整について
(2)行財政運営について
5.協議事項
(1)次回委員会の開催について
畠山晋一 委員長
本日は、議案審査等を行います。
まず、委員会運営に関しては、引き続き新型コロナウイルス対策を講じてまいります。理事者からの報告は簡潔明瞭に、委員からの質疑も要点を絞っていただくなど、会議時間の短縮に向けた御対応をよろしくお願いいたします。
また、発言の際は、お手元のワイヤレスマイクの使用をお願いいたします。
それでは、1議案審査に入ります。
まず、議案第四十五号「令和三年度世田谷区一般会計補正予算(第一次)」を議題といたします。
本件について、理事者の説明を求めます。
五十嵐 財政課長
それでは、議案第四十五号につきまして概要を御説明させていただきます。
お手元の補正予算書の三ページをお開きください。議案第四十五号「令和三年度世田谷区一般会計補正予算(第一次)」でございます。
第一条でございますが、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ四十億一千九百五十一万四千円を追加いたしまして、歳入歳出それぞれ三千二百四十億八百六十八万円とするものでございます。
次の四ページから五ページにつきましては、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額となってございます。
続きまして、一四ページをお開きください。一四ページは一般会計の財政計画でございます。表につきましては、左から順に、区分、年間収入見込額、既計上額、今次計上額、今後計上予定額となっております。
既計上額欄につきましては当初予算における計画を表しておりまして、今次計上額欄が今般の補正関係をお示ししております。
この今次計上額の欄ですが、一般財源といたしまして、その他で二億七百万円を計上しておりますが、こちらは財政調整基金からの繰入金でございます。
その下の特定財源ですが、国庫支出金が住居確保給付金や子育て世帯生活支援特別給付金の支給などにより十四億八千三百万円、都支出金につきましては、地方創生臨時交付金を含む新型コロナウイルス感染症対策やプレミアム付区内共通商品券の発行支援などにより二十三億二千八百万円となっております。これらにより、特定財源合計では三十八億一千三百万円を計上しております。
続きまして、一八ページをお開きください。一八ページは歳入歳出補正予算事項別明細書(第一次)をお示ししております。歳入では、各款別の補正額、また右側一九ページの歳出では、各款別の補正額並びに財源の内訳をお示ししております。
二〇ページをお開きください。こちらは補正予算款別計上額(第一次)を見開きでお示ししております。左から、款、補正前の予算額、補正予算額、計、構成比、合計額の性質別内訳、財源内訳を一覧にしております。
二三ページからは歳入の状況を記載しておりますが、歳出予算の説明に合わせて説明させていただきます。
三八ページをお開きください。歳出の内訳になります。最初に、総務費でございます。それぞれ右ページの説明欄と併せて御説明いたします。
まず、総務管理費の企画調整費、右側のページ、DX推進とその下の電子計算費の共通基盤システム運用ですが、いずれも庁内のICT環境の整備といたしまして、モバイルパソコンの増設やオンライン会議、映像配信環境の整備などに係る経費でございまして、財源につきましては、全額都支出金の地方創生臨時交付金を計上しております。
次に、四〇ページをお開きください。民生費でございます。社会福祉費の社会福祉総務費ですが、右側のページ、住宅手当緊急特別措置事業につきましては、住宅確保給付金に係る経費を計上しておりまして、財源として、所要経費の一部に国庫支出金を計上しております。
次の高齢福祉部運営事業につきましては、在宅要介護者の受入れ体制整備に係る経費でございまして、財源は全額都支出金の地方創生臨時交付金を計上しております。
次の社会福祉施設への支援事業につきましては、都から配付される使い捨てマスクと手袋を区内の介護事業所や保育施設へ配送するための経費となっておりまして、財源は全額都支出金の地方創生臨時交付金を計上しております。
次に、四二ページをお開きください。児童福祉費の児童福祉総務費ですが、子育て世帯生活支援特別給付金支給につきましては、国事業による低所得の子育て世帯への児童一人当たり五万円の給付金に係る経費に加えまして、区独自の支援策といたしまして、児童一人当たり三万円の上乗せ支給を行うための経費、これらを合わせて計上してございます。財源は全額国庫支出金及び都支出金の地方創生臨時交付金を計上しております。
その下の子育て世帯生活支援特別給付金支給事務につきましては、ただいま御説明いたしました給付金支給に係る事務費を計上しておりまして、財源は全額国庫支出金を計上しております。
次の国・都給付事業対象外児童への臨時特別給付金支給につきましては、国の特別定額給付金及び東京都の出産応援事業では対象とならない令和二年四月二十八日から十二月三十一日までに生まれた児童の保護者に対しまして、区独自の支援策として児童一人当たり十万円を支給するものでございまして、財源は全額都支出金の地方創生臨時交付金を計上しております。
四四ページをお開きください。衛生費でございます。公衆衛生費の母子保健費でございますが、母子保健知識等の普及と啓発につきましては、東京都が実施する東京都出産応援事業に係る受託事務費でございまして、財源は全額都支出金を計上しております。
次に、感染症予防費ですが、感染症対策につきましては、新型コロナウイルス感染症対策に係る中等症患者への酸素供給体制の確保や保健所体制の強化、また勧告入院に伴う入院医療費の公費負担などに係る経費を計上しておりまして、財源として所要経費の一部に国庫支出金、都支出金を計上しております。
四六ページをお開きください。産業経済費でございます。商工費の商工振興費ですが、商業振興につきましては、プレミアム付区内共通商品券の発行支援に係る経費を計上しておりまして、財源は全額都支出金を計上しております。
四八ページをお開きください。職員費でございます。職員費の総務職員費ですが、会計年度任用職員の人件費につきましては、マイナンバーカードの交付体制強化に係る会計年度任用職員の人件費を計上しておりまして、財源は全額国庫支出金とその他といたしまして、会計年度任用職員の本人負担分の社会保険料を計上しております。
五二ページから五七ページにつきましては、給与費明細書を添付しております。ただいま御説明いたしました職員費における補正と連動する内容となってございますので、後ほどお目通しいただければと思います。
なお、参考資料といたしまして、予算書の六一ページ、六二ページに歳出事業の概要を掲載させていただいておりますので、後ほど御確認いただければと思います。
説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。
畠山晋一 委員長
ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
あべ力也 委員
五二ページの給与費明細書からでありますけれども、つい最近に私も職員数を確認して、そのとき大体九千五百人ぐらいという話だったんですけれども、もう大体一万人を超えているというような状況なんです。もちろんコロナ禍で職員を充当しなければならないところがあったり、職員数が増加をしているということに関しては理解をしているんですが、そもそも世田谷の自治体として、人口が九十二万という中で、適正職員数ということを常に議会の中でも質問の中でずっとこう上がってきているんですけれども、基本的な考え方としての適正職員の考え方というのはどういうふうに考えていらっしゃるのか、副区長にちょっと伺いたいと思うんですが。
宮崎 副区長
絶対数ということについては、それぞれの仕事の中身が違いますので、一概に何名が適正かというところまでは言い切れないんですが、よく指標で使いますのは、人件費比率というものがございまして、そこにおいては、一応いろんな学説がありますけれども、二五%というのを一つのメルクマールにするというのが考え方でして、私どものほうでは、今パイが大きくなってきたこともありますので、二〇%前後をずっと今推移しています。
二〇%でどう評価していいかということですけれども、会計年度任用職員の部分のいわゆる報酬のことがかなり整備されてきましたので、少し高くなってきています。そういう中での二〇%前後というのは一応適正というふうに考えておりますので、このラインから少しずつ上がっていきますと、例えば財政再建団体になったところなどは三十数%からもう超えていっているという状況になりますので、そういうことを考えますと、今の時点の部分に踏みとどまるのがぎりぎり適正の範囲というふうに考えていますので、今後その辺の推移をよく見ながらコントロールしなきゃいけないと、そういうふうに思っております。
畠山晋一 委員長
次に、2報告事項の聴取に入ります。
まず、(1)令和三年度世田谷区総合教育会議・世田谷教育推進会議の実施について、理事者の説明を願います。
松本 政策企画課長
令和三年度世田谷区総合教育会議・世田谷教育推進会議の実施について御報告いたします。
なお、本件は文教常任委員会との併せ報告でございます。
1の主旨でございますが、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部改正に伴い設置いたしました区長と教育委員会により構成する総合教育会議と、教育の諸課題の解決に向け、学校、家庭、地域及び教育委員会が共に取り組む教育推進会議について、例年と同様、同日に実施いたします。今年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、七月の開催については、会場での区民傍聴は行わず、インターネットでのライブ配信を予定しております。十月の開催につきましては、今後の感染状況等を踏まえ、インターネットでのライブ配信を視野に実施形式を調整の上、実施いたします。
2の総合教育会議の実施概要でございますが、こちらの(1)及び(2)に記載のとおり、全二回を予定しております。いずれも構成員は、法に基づきまして、区長、教育長、教育委員となっております。
第一回は七月二十一日水曜日に実施いたします。内容につきましては、「教育総合センターの開設に向けて」をテーマに、十二月二十日に開設予定の教育総合センターについて、教育委員会事務局管理職等による講演をした後に議論を行います。
なお、当日はインターネットライブ配信を行いますが、会議内容については、後日、ユーチューブの区公式チャンネルにおいても配信を予定しております。
なお、第二回は十月二十三日土曜日に実施する予定で、内容は現在調整中でございます。
3の教育推進会議につきましては、こちらの(1)から裏面の(4)に記載のとおり、全四回を予定しております。
別紙には、今年度の開催スケジュールについてフロー図で記載しておりますので、併せて御参照いただければと思います。
御報告は以上です。
畠山晋一 委員長
ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
あべ力也 委員
区民の方で、傍聴なり、御視聴なりということに関してのインターネット配信というのはもう既にいろんな自治体でやっていますから、当然だと思うんです。
主催をする側の方たちが、一つの会場に集まって会議を開くというのも今変わりつつある。ほかの自治体でも、こういった会議とかそういうのをズームで行って、それぞれ一つの会場に集まるということを避けている。国も他国とのいろいろな協議なんかもズームを使ってやっているというようなこともございますし、そもそも世田谷区としてのこういった推進会議とか、様々な会議がございますけれども、そうしたところに区長なり、副区長なり、意思決定ができる責任がある方が出席する場合にも、そうしたズーム会議等を利用して、しかも視聴もできますので、そういう手法も今後は必要になってくる。会場も要らないですから、そういうことについても、これは今後、検討していただきたいと思いますけれども、その点については、方向性としてはどうですか。
松本 政策企画課長
先ほども補正予算のほうで計上させていただきましたように、ズームをできるような、そういったオンライン会議ができるような環境というのは庁内のほうでも整えてきておりますし、また、区が主催するものにつきましても、ズームウェビナーを、ライセンスを一定程度持っておりまして、できるような形にしておりますので、そういった形で庁内では広げていくと、そういった考えでおります。