令和4年12月19日 企画総務常任委員会

畠山晋一 委員長

本日は、報告事項の聴取等を行います。
まず、委員会運営に関しましては、引き続き新型コロナウイルス対策を講じてまいりますので、理事者からの報告は簡潔明瞭に、委員からの質疑も要点を絞っていただくなど、会議時間の短縮に向けた御対応をお願いいたします。
発言の際は、お手元のワイヤレスマイクの使用をお願いします。
それでは、1報告事項の聴取に入ります。
まず、(1)第二回臨時会提出予定案件について、議案①令和四年度世田谷区一般会計補正予算(第六次)について、理事者の説明を願います。

五十嵐 財政課長

では、令和四年度世田谷区一般会計補正予算(第六次)につきまして説明させていただきます。
では、資料、令和四年度補正予算(案)概要の右肩三ページを御覧ください。補正予算の内容でございます。
国及び都の補助事業を活用した出産・子育て応援事業や都の補助事業を活用した家事支援用品の購入支援の実施につきまして速やかに対応するため、補正予算を計上させていただくものでございます。
補正額でございますが、一般会計で十六億六百万円となっております。
次に、歳出事業概要です。(1)ですが、国・都補助を活用した出産・子育て応援事業の実施でございます。対象は、令和四年四月以降に妊娠届を提出した妊婦または出生した子どもを養育する者、およそ一万三千人を見込んでおります。支給額は、妊娠届出後五万円、出生届出後五万円の合計十万円でございます。補正額は十億九千四百万円余り、特定財源は九億三千百万円余りとなります。特定財源ですが、国三分の二、都六分の一、区六分の一というような財源構成となっており、区負担が一億六千三百万円ほど生じます。
次に、(2)ですが、都補助を活用した家事支援用品の購入支援の実施です。対象は、一・二歳児の保護者であって保育サービスを利用していない方、およそ一万人を見込んでおります。支援額は、子ども一人当たり上限五万円となってございまして、専用の購入サイトで使えるポイントを付与しまして、そのポイントの中で、あるいはポイントに御自分の現金を加えてお買物するというような仕組みでございます。補正額は五億一千百万円ほど、特定財源は都十分の十ですけれども、一部事務費に都補助の上限がございまして、区負担が三百二十万円ほど生じるというものでございます。
次に、右肩四ページを御覧ください。各会計予算規模でございます。今回の補正により、一般会計の補正後予算額は三千六百八十六億六千八百万円となっております。
五ページは、一般会計歳入・歳出款別一覧でございます。上段に歳入の内容を記載しております。13 国庫支出金は出産・子育て応援交付金の七億六千八百九十七万円、14 都支出金は六億七千百万円で、内訳はとうきょうママパパ応援事業の五億七百九十万円と、出産・子育て応援交付金の一億六千三百万円となっております。
次に、18 繰越金ですが、区の負担分につきまして、前年度からの繰越金を一億六千六百二十万円活用するものでございます。
下段の歳出につきましては、03 民生費が五億一千百万円、05 衛生費が十億九千五百万円となってございます。
右下の枠囲み、令和三年度からの繰越財源を御覧ください。令和三年度の実質収支百七十億一千百万円のうち、前回の五次補正までで三十億三千三百万円を活用しております。今回の六次補正では一億六千六百万円を活用しておりますので、差引き百三十八億一千六百万円を今後の補正の財源として活用してまいります。
六ページは歳入(財源別)・歳出(性質別)の一覧、七ページは部別の一覧となりますので、後ほどお目通しいただければと思います。
次に、八ページを御覧ください。繰越明許費でございます。先ほど御説明申し上げました出産・子育て応援事業、家事支援用品の購入支援につきまして、年度内に事業が終了しないため、記載の金額を繰り越すものでございます。
説明は以上でございます。

畠山晋一 委員長

ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。

あべ力也 委員

今、出産一時金に関する議論というのは国でやられていますよね。
それで、政府のほうで十万円を一時金に上乗せするという話がたしかマスコミでも流れていたと思いますけれども、そのものとはこれは基本的には違うもので、いわゆる国が制度化して、出産一時金に対する上乗せをやる前の区としての対策として十万円を支給するというふうな考え方をされているのかどうか、ちょっと確認したいんです。
出産一時金に関しては、国が今、制度改正しようとしているじゃないですか。議会でも出産の一時金に関する議論とかというのは質問等でも、私もしていますし、ほかの会派なんかもしていますので、それに合わせて、国がこういう予算づけをしてきて、母子保健知識等の普及啓発とかというような内容での利用のお金が来ているから、出産した家庭に対する支援ということで、国の制度改正を待つより先に前のりでそういう支援をしようというふうな区の考え方だということで、そういう認識でよろしいんですかね。副区長、これはどうなんですか。

中村 副区長

今御質問のこの出産応援事業と出産一時金の議論と関連はしていますけれども、ちょっとパラレルで動いていると思っています。先ほど上島委員からもお話がありましたけれども、この出産・子育て応援事業のほうは、経済的支援と伴走型支援というのを組み合わせて、いろんな情報を提供したり、いろんな地域の資源につなげるという目的で、例えば妊娠時に五万円というのは、今もしていますけれども、区の世田谷版ネウボラの一環で、妊娠期面接をして、そのときにいろいろなお話をして、リスクがある方は特に要注意で、より伴走型にするとか、また出産時に五万円を支給するときにもアンケートをもらって、それは妊娠時の赤ちゃん訪問で行きますので、そこで区と接点を持って、何かあったら相談してくださいねという伴走型を、ネウボラの深化ということでこれをセットでやっていきたいと思っています。
それと、出産一時金のほうは、出産費用のところに着目しているもので、四十二万円という金額が今出ていますけれども、都内でいうと五十七万円超がかかるので、そこを国が引き上げようというピンポイントの議論だと思っています。

あべ力也 委員

ということは、出産一時金の引上げに関しては国で今議論があって、引上げの方向で十万円ぐらい引上げになるようですけれども、それがプラスになっても、この世田谷区でやっている事業に関しては、今後予算的な問題もあるでしょうけれども、継続をしていくという考え方でいいということですね。

中村 副区長

五万円、五万円の議論は継続していく想定をしています。

畠山晋一 委員長

次に、(2)基本計画審議会における検討状況について、理事者の説明を願います。

真鍋 政策経営部副参事

基本計画審議会における検討状況について御報告させていただきます。
1の主旨でございますが、令和四年十二月八日に開催した第四回基本計画審議会における検討状況について御報告するものでございます。
2の内容、3の今後のスケジュールにつきましては、別紙の資料で御説明いたします。
右上三ページを御覧ください。まず、審議会の公開についてですけれども、会議の資料、録画映像について記載のとおり公開済みでして、議事録につきましては十二月二十二日の公開に向けて準備を進めているところでございます。
続いて、四ページを御覧ください。下段、議事概要になります。これまでの審議会の議論を踏まえ、コンセプト、基本方針、分野横断的に重点的に取り組むべき課題、計画推進に当たって重視すべき考え方について、この間各委員から出された意見の整理案を示しまして、項目ごとに意見交換を行いました。
また、その下ですが、次回第五回の審議会につきまして、会議時間の延長とテーマ別意見交換を行いたい旨、事務局より提案をいたしまして、承諾いただきました。
五ページを御覧ください。こちらは第四回審議会資料の抜粋になりますが、前回の企画総務常任委員会でもこちらの資料を使いまして第四回審議会で議論をしますということでお示ししたものになります。
五ページ下段に五つのコンセプト案、六ページに五つの将来像案、七ページに六つの重点課題案などを記載して議論をしたというものでございます。
続きまして、九ページを御覧ください。十二月一日の企画総務常任委員会で委員の皆様よりいただいた御意見につきまして、九ページ、一〇ページの内容を見て、審議会にて御報告させていただいております。審議会委員には本意見も参考としていただいて、御一考、議論いただきたいということでお願いをしたところでございます。
一一ページからが第四回審議会で出された主な意見でございます。一一ページは、計画全体を貫く考え方であるコンセプトに対する意見になります。三段目ですけれども、災害、環境の意識定着や地域課題解決を図るには、自主的なコミュニティー形成が不可欠であり、コミュニティー形成を支えるサポートシステムが明示できるとよいですとか、その二つ下、子ども施策だけに重点を置き、各年代層への施策が薄くなるという誤ったメッセージに受け取られかねない。関連してその下、子どもは子どもだけで元気になれるわけではなく、上の世代が元気に生きていることを見ていろいろ感じたり学んだりする。区民の命を守るだけではなく、区民全てが元気になる、そして子どもが真ん中にいるだけでなく、多世代が上手に協働するといった内容がよいとい
った御意見が出されました。
続いて、一二ページを御覧ください。将来像案に対する意見になります。二段目ですけれども、将来像五つは多く、三つぐらいに絞るべきですとか、中ほどでございますが、多様性の尊重を考える際には支援と参加、活動できる環境整備、こちらの両方の視点が重要であるといった意見、下段二つになりますけれども、新しい出会いがわくわくするような町、そしていろいろな人たちと出会ったり、暮らしたり、働いたりというようなことが多様にできることが世田谷らしさだと思う。高齢期になっても新しい出会いの中でやり直しができ、子どもや若者がいろいろチャレンジできるというわくわく感を支えられるとよいといった御意見が出されました。
続いて、一三ページ御覧ください。こちらは将来像の実現に向け重点的に取り組むべき課題に対する意見になります。四段目でございます。個人の意欲を引き出すようなコミュニティーにしていかないと、元気な高齢者も生まれないし、介護予防といっても効果がないですとか、その三つ下でございますが、障害概念や健康概念が変わってきており、心身の機能だけでなく、その人が活動できるか、参加できるかということが大きな要素であって、出かけたくなる、出かける価値がある町にしていくことが大事といった御意見、また、下から二段目ですが、社会の変化が激しく一回勉強したことで一生やっていくことができないため、絶えず学び続ける必要がある。乳幼児から高齢者までの学びを持続的に保障していくような工夫をといった意見が出されま
した。
一四ページへ行っていただいて、中ほどですが、断絶、孤立が強くなっていて、町と町、地域と地域、家庭と家庭が孤立しており、コミュニケーションの関係性の回復が必要である。語り合い、関わり合う中で、健康度の高い暮らし方が得られるとよいといった御意見が出されました。
一五ページを御覧ください。計画推進にあたって重視すべき考え方に対する意見になります。こちらは、三層構造の視点であったり、評価の視点、人材育成の視点などといった御意見が出ております。まだまだ議論の途中段階ではございますが、これらの議論を踏まえまして、引き続き議論を深めてまいりたいと考えております。
続いて、一六ページを御覧ください。次回、来年の一月十六日開催予定の第五回審議会ですが、これまでの議論の中で示された今後の重要課題等について掘り下げた議論を行うため、会議時間を六時から九時と三時間に延長した上で、二つないし三つぐらいのテーマに分けて意見交換を行いたいと考えています。会場は教育総合センター二階で実施します。
テーマにつきましては、現在調整中ですが、現在示している六つの重点的に取り組むべき課題を組み合わせる形で行いたいなと考えております。例えばですが、子ども、若者と教育で一つ、誰もが安心して住み続けられる支援とコミュニティーといったようなもので一つ、魅力あるまちづくりと持続可能な町のようなもので一つということを考えているところではございますが、これから調整をさせていただきたい。第六回以降の審議会については、記載のとおり開催を予定してございます。
一七、一八ページは全体スケジュールですが、審議会の検討状況につきましては、適宜本委員会に御報告し、十分議論をいただきながら検討を進め、令和五年三月に審議会から答申を受ける予定となっています。その後、答申を尊重しながら、区としての考え方をまとめ、区民参加の取組とともに、議会との議論を重ね、令和五年度に骨子案、素案、案と具体化を図ってまいります。
御説明は以上です。

畠山晋一 委員長

ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。

あべ力也 委員

今はやりの言葉というか、政策を並べているだけで、世田谷という自治体に暮らしている区民が、豊かさだったり、便利さだったりということで考えたらどういうことが大事なのかということが抜けていて、御用学者さんがはやりのことを並べて言葉遊びしているみたいな内容に僕はすごく感じてしまって、区民からしてみれば、住みやすい地域というのが一番いいわけですよね。
この間、たまたま品川に行く機会がちょっとあって、品川ってすごい都心で、高層のマンションとかビルもいっぱいいあって、暮らしにくいのかなと思ったら、戸越銀座の商店街とか大規模商店街がすごいあって、住民の方はすごい暮らしやすいんだそうですよ。
ところが、世田谷はそういうところの着目というのかな、私は、世田谷はたしかに良好な住宅街なんだけれども、住宅が並んでいるだけでは暮らしにくいんですよね。
やっぱり商店街とか、お買物ができたり、交通の利便がよかったり、そういう視点てすごく大事で、先ほど宍戸委員が言われたように、商店街とかが担う役割ってすごく大事で、ただ良好で緑があって静かな町だから暮らしやすいということはなくて、やっぱり暮らしやすさ、利便性のためには近くにお買物しやすい商店街があったりとかというようなことが大事なので、そういうことが全然抜けているんです。
暮らしやすさという言葉とかが出てくるんだけれども、商店街をどういうふうにするかとかということは抜けていて、僕が暮らしている岡本というところは、コンビニもないということですごい暮らしにくいというので住民がみんな今流出しているような状況です。だから、やっぱり暮らしやすいとか、住宅街だというのであれば、それに呼応したお買物ができたりするような商店街をきっちり整備していくということはすごく大事で、この前、品川を見て、商店街の規模も違うし、世田谷区は人口が多い割には商店街の整備というか、支援というのが中途半端なんじゃないかなというふうに感じてきた次第なんですね。
だから、その辺も含めて、区民が暮らしやすいということに関して、どういう考え方、視点を持っていくかということはすごく大事なことで、その辺が抜けているような気がするんですよね。ぜひその辺の視点も持っていただきたいというふうに委員の方に伝えていただきたいと思います。
以上です。

畠山晋一 委員長

次に、(3)個人情報保護条例の改正に向けた審議会での検討状況について、理事者の説明を願います。

末竹 区政情報課長

個人情報保護法の改正に向けた審議会での検討状況について御説明させていただきます。
1主旨でございます。区では、個人情報保護法改正に伴う区の個人情報保護制度の見直しについては、情報公開・個人情報保護審議会答申を踏まえ、本年九月に個人情報保護条例改正(素案)として取りまとめ、本委員会に御報告したところです。その後、パブリックコメントを実施するとともに、国の個人情報保護委員会への照会により、新たに得られた情報などを踏まえ、審議会においては条例改正案に向けたさらなる精査や、条例の運用に必要な細則等の整備に向けた議論を進めていただいております。つきましては、審議会での検討状況等について御報告するものでございます。
2審議会での検討状況につきましては、十月に審議会に対し、個人情報保護法の改正に伴う区の個人情報の取扱いに関する運用上の細則等について諮問しており、その後、審議会として会議を重ねていただいており、本年十二月中には審議会から答申が出される予定となっております。
3審議会小委員会での検討概要、(1)条例要配慮個人情報の制定でございます。当初の審議会小委員会での検討の経緯から申し上げます。改正法の規定において、条例要配慮個人情報とは、地域の特性、その他の事情に応じて、本人に対する不当な差別、偏見、その他の不利益が生じないように、その取扱いに特に配慮を要するものを条例で定めることができるとされている個人情報の項目でございます。条例改正素案の検討段階では、法の規定は同和に関する個人情報など、主として地域特性を想定したものであるとの国の個人情報保護委員会の見解を踏まえ、条例で規定することを見送ることとしておりましたが、その後、国の個人情報保護委員会より、各自治体が立法措置として条例を制定し、政策を展開している場合についても、条例要配慮個人情報として規定することが可能との見解が示されたところでございます。
改めての審議会小委員会での検討でございます。国の新たな見解を踏まえると、世田谷区多様性を認め合い男女共同参画と多文化共生を推進する条例において、保護を規定している、①国籍、②性的マイノリティー、③ドメスティックバイオレンスの三点について、条例要配慮個人情報として制定することに異議はないとの御意見をいただいたところでございます。
次ページにお進みください。(2)その他の検討事項となります。①個人情報保護管理基準についてです。改正法には、各自治体が策定すべきとされている安全管理措置に関する規定があり、各自治体の個人情報保護の取組の基本方針を示すものとなる基準となります。区ではこの規定に基づき、個人情報保護管理基準として定める必要があり、審議会で内容を検討していただいております。
②外部委託等の審査基準についてです。改正法の枠組みの中で、審議会の関与を担保するため、審議会が関与した審査基準に基づき、各所管課が個別事案の審査を行い、その審査結果を審議会に報告することとしている基準として定めるべく、審議会で内容を検討していただいております。
③開示請求手続の際に本人確認のために求める処理についてです。開示請求の申請者が本人または本人以外である場合に求める書類の種類と、いわゆるなりすましによる手続防止について審議会で検討していただいております。
④死者の情報に関する開示請求基準についてです。個人情報の開示は、本人に対して行うことが原則でありますが、死者の情報が同時に遺族等の生存する個人に関する情報である場合に、例外的に情報開示を行うことを可能とする基準であり、現行条例の運用と同様の内容の基準について審議会で検討していただいております。
4今後のスケジュール(予定)につきましては記載のとおりです。
なお、参考といたしましてパブリックコメントの実施結果等の概要を記載しており、記載のとおりとなります。
説明につきましては以上でございます。よろしくお願いいたします。

あべ力也 委員

DVに関してですけれども、前回の質問でも、一般質問でもちょっと取り上げましたけれども、世田谷区の場合は、DV被害に関しては、男女が同じ取扱いになっていないというように伺っております。答弁もそういう答弁だったと思います。
それで、個人情報に関しても男女の取扱いが異なるということは、それはちょっと問題が私はあるのかなと思うんですが、男女で取扱いを違えるということはないというふうに区のほうはぜひ言っていただきたいんだけれども、今そういうふうに言える状況ですか。

末竹 区政情報課長

御質問いただきまして、確かに今回の予定しているドメスティックバイオレンスに関する情報として、まず、国の個人情報保護委員会から助言として一つ上がっていることが、若干今の御質問と離れるところがありますけれども、犯罪により害を被った事実がある場合は、具体的な刑事事件に関する手続に着手されたものは、いわゆる法に規定している要配慮個人情報に該当するということになっております。区で規定することを予定しておりますドメスティックバイオレンス、DVに関しては、刑事事件に関する手続に着手されることよりも前の情報ということで想定しておりまして、もちろん御案内のとおり、支援措置など、こうしたものに関する情報を取り扱う事業が想定されると考えております。
お話しのように、所管課がきちんとその情報を公平に取り扱うというか、そういったいわゆる取扱いをできるようにしていくということも、こちらから働きかけの一つは必要ではないかと、このように考えておりますので、そういったいわゆる所管課でのどういった事業の取扱いとか公平性、こういったことも含めて関係所管とともに検討させていただきたい、このように考えております。

畠山晋一 委員長

次に、(4)令和三年度契約案件に係る世田谷区入札監視委員会委員会の審議結果について、理事者の説明を願います。

工藤 財務部長

それでは、令和三年度契約案件に係る世田谷区入札監視委員会の審議結果につきまして御説明をいたします。
1の主旨でございます。令和三年度に締結いたしました契約案件に関しまして、このたび、入札監視委員会において審議を行いましたので、その結果について御報告するものでございます。
なお、入札監視委員会は、次ページにも記載させていただきましたが、公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律に基づき国が定める適正化指針に従い、学識経験者等第三者の意見を適切に反映する仕組みとして平成十九年に設置したものです。区の契約のうち委員会が指定したものに関し審議を行い、区に対し意見の具申を行うこととなっております。
2の実施日につきましては、本年十月二十四日となってございます。
3の審議概要でございます。(1)審議の対象とした案件は、令和三年度の工事請負契約のうち、各委員が抽出した案件合計九件で、次ページに記載のとおりでございます。
なお、令和三年度の工事請負契約の締結状況は、一般競争入札百六十一件、指名競争入札二件、随意契約四十件、合計二百三件でございます。
(2)審議の結果でございますが、各委員より対象案件について質疑いただいたところ、委員会として不適切な入札の実施、あるいは是正すべき入札制度の問題点などの指摘、意見の具申はございませんでした。
審議内容につきましては、4に記載のとおり、質疑も含めてその概要を区のホームページで年内に公表してまいります。
御説明は以上でございます。

畠山晋一 委員長

ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。

あべ力也 委員

これは世田谷区の本体の契約に関わる監視委員会なんでしょうけれども、世田谷区の外郭団体にはこういう監視委員会みたいなのが現状ないんですよね。ただ、私が伺っているところによると、外郭団体でのいわゆる談合であったり、不適切な支出であったりとかというようなことがあって、どちらかというと、今、不正の主戦場は外郭団体じゃないかなと僕は思うんだけれども、そういうこの区本体の監視をするような委員会みたいな制度を外郭団体の改革を進めるということでやられているんですけれども、その中にいわゆる入札に関する監視とか、そういうことを私はやったほうがいいと思うんですけれども、副区長、この点についてはどうですか。

中村 副区長

外郭団体には直接こうした制度は今ないと思っています。一方で、外郭団体についても、経営の、運営の透明性、公平性ということももちろん区に準じた形で求められているものだと思いますし、今回の御意見とこういう制度を、まずは外郭団体のほうに、定期的に情報交換、やり取りをしていますので、そういう情報提供をし、議論してみたいと思います。

あべ力也 委員

外郭団体はそれぞれ株式会社になっていたりとか、職員そのものもプロパーで、区の公務員とは違う立場だったりということで、様々世田谷区の本体とは同じ扱いにはならないんでしょうけれども、ただ、やっぱり世田谷区の仕事をするということで設立した外郭団体ですから、世田谷区は管理監督をする責任があるわけですから、その中で様々、今明るみに出ているような内容に関しては、今後抑止をしていくということも必要でしょうし、こうした入札に関する監視委員会、区本体でやっているようなことを外郭団体の改革の中でしっかり私は取り入れていっていただきたいというふうに思いますけれども、そういうことに関しては、今議論している俎上の中に入っているんですか。

中村 副区長

直接今議論している中では、入札ですとか、契約手続という面は、そこまで具体的なものは入っていないと思っています。ただ、公平性ですとか、様々な課題があるところもありますので、今後も含めて多角的に意見交換させていただきたいと思います。外郭団体との関係です。それは継続してやっていきたいと思います。

あべ力也 委員

ぜひそういう視点で外郭団体の改革を取り組んでいただきたいと、これは要望をしておきたいと思います。よろしくお願いします。

書籍案内

呆れる議員特権 信じたくないホントの話

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あべ力也 著
元国会議員秘書が語る国会のセンセイたちの呆れる実態。

豪華海外旅行に世田谷区議会議員がいく

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名古屋市長 河村たかしさんの活躍を応援します。

あべ力也のひとり言

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田谷区議会議員あべ力也の official blog by Ameba

マスコミ出演等

日本テレビ「太田総理」「ズームインスーパー」、フジテレビ「スタメン」「スーパーニュース」、テレビ東京「みのもんたの代議士の妻たち大集合」、文化放送「吉田照美のやる気満々」「エコノミスト」「アサヒ芸能エンタメ」「女性セブン」、テレビ朝日「ワイドスクランブル」「ス−パーモーニング」などにあべ力也区議会議員が出演もしくは取り上げられると共に、明治大学でも地方行政の講演。