令和元年11月13日(水)午前10時
1.報告事項
(1)台風第19号に伴う区の主な対応について
(2)世田谷区立総合運動公園陸上競技場スタンド開設日の変更について
(3)工事等に伴うスポーツ施設の休館について
(4)給田一丁目第一生命グランド野球場活用の検討について
(5)「第14回世田谷246ハーフマラソン」の実施結果について
(6)障害者スポーツ体験会の開催について
(7)アメリカ選手団キャンプ実施に伴う大蔵運動公園及び大蔵運動施設利用休止について
(8)東京2020公認プログラム「馬!ふれあい出張授業」の実施結果について
(9)「世田谷おもてなし・交流・参加プロジェクト」キックオフ会実施報告について
(10)「クリスマスゴスペルコンサート」の実施について
(11)その他
2.協議事項
(1)次回委員会の開催について
田中優子 委員長
次に、(3)工事等に伴うスポーツ施設の休館について、理事者の説明をお願いします。
須藤 スポーツ推進課長
それでは、工事等に伴うスポーツ施設の休館について御報告をさせていただきます。
1主旨は記載のとおりとなります。
まず、2の大蔵第二運動場です。さきの第三回定例会におきまして、補正予算を議決いただきました休憩所の整備に伴います既存施設の改修工事と、その改修工事のタイミングに合わせまして、ゴルフ練習場のシステム改修といったことを行うための休館というものでございます。対象施設、それから期間につきましては記載のとおりとなります。
(5)その他になりますけれども、体育館とテニスコートにつきましては、利用を継続していくということになってございます。
続きまして、3千歳温水プールです。こちらは経年の劣化によります流水プール、流れるプールの部分になります。メーンのプールではなくて流れるプールの部分の床の塗装がちょっと剥離しておりまして、場合によって、このまま継続していくと足の裏を切ってしまうおそれがあるような部分もございましたので、今回、こちらを再塗装するということでの休館となります。
期間につきましては記載のとおりで、プール以外に体育室ですとかトレーニングルーム、こういったものが同施設にございます。こちらのほうは利用を継続するということで考えております。
続きまして、4大蔵運動場の陸上競技場になります。こちらは先ほどの部分とはちょっと別の部分で、休館のところになります。こちらは東京二〇二〇大会のアメリカ選手団キャンプの利用に伴いまして、砲丸投げのエリアの改修を行うための休館ということになります。
期間等につきましては記載のとおりで、費用につきましては、USOPCのほうから御負担をいただくというような形の内容となってございます。
続きまして、最後に、5の大蔵運動場の野球場になります。こちらは内野の人工芝の張りかえと、ダイヤモンドの部分になります走路部分のアンツーカの改修工事を行うための休館ということで、期間は(1)等に記載のとおりの内容となってございます。
なお、資料に記載がございませんで恐縮ですが、こういったことの周知を区のホームページ、スポーツ振興財団のホームページ、それから施設のほうにもポスター等の周知、それからけやきネット、情報発信としてSNS、こういったものも活用いたしまして、きちんと行ってまいりたいと考えてございます。
説明は以上です。
田中優子 委員長
ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
あべ力也 委員
大蔵運動場の野球場のアンツーカとは何ですか。
須藤 スポーツ推進課長
ダイヤモンドの部分がちょっと茶色っぽくなって、走る部分があると思うんですけれども、そこの舗装のことです。
田中優子 委員長
次に、(4)給田一丁目第一生命グランド野球場活用の検討について、理事者の説明を願います。
須藤 スポーツ推進課長
それでは、第一生命グランド野球場活用の検討についての御報告をさせていただきます。
まず、1の主旨をごらんください。世田谷区が区民の方のスポーツの場の確保に向けて取り組んでいる中、第一生命株式会社様より、給田一丁目に同社が保有いたしますグラウンドの有効活用に向けて世田谷区に相談がございました。その後、敷地内のスポーツ施設について、第一生命と日本女子体育大学が連携して大学の活動の場として活用するとともに、地域に開かれたスポーツ施設としての活用を検討しているという旨の考えが区のほうに示されております。
こうしたものを受けまして、区では、野球場の部分を区民向けのスポーツ施設として活用できるよう、第一生命及び日本女子体育大学と協議を進めまして、区民のスポーツの場の拡充、こういったものを図ろうということで検討を行っているものとなってございます。
2の施設概要をごらんいただければと思います。対象の施設は、給田一丁目にあります約九千平米の野球場の部分となってございます。裏面に配置図がありますので、そちらのほうをごらんいただければと思います。なお、この野球場につきましては、第一生命の福利厚生施設という位置づけの施設であるため、現在、一般への開放は行われておりません。
続きまして、3の活用に向けた今後の方向性をごらんください。今後、同施設を区民の方のスポーツの場として活用できるよう、地域での活用に向けた仕組みづくりの協議を第一生命、日本女子体育大学と進めてまいります。
主な協議といたしましては、野球場の部分の賃貸借、貸し借りの方法、それから、野球のみならず他の種目へも利用が可能な部分での改修、こういったものも検討していきたいと考えております。さらに、日本女子体育大学とどのような利用割合で利用していくのか、また、それに伴って、どういった費用負担が発生するのかというようなことも協議をしてまいりたいと考えてございます。
4の今後のスケジュールですけれども、野球場以外の部分の工事というものもございますので、こういった工事との関係で、施設の利用開始が想定されるのは令和四年度ということで、施設利用開始ということを今のところは目標として検討を進めております。
説明は以上です。
田中優子 委員長
ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
あべ力也 委員
契約形態は賃貸借ということですけれども、単価的にどれぐらいを想定しているんですか。
須藤 スポーツ推進課長
第一生命としては、世田谷区、日本女子体育大がどういう負担かということは別にして、向こうとしては二千万円という金額をベースに交渉ということでお話をいただいております。
あべ力也 委員
年間でしょう。
須藤 スポーツ推進課長
年間です。
あべ力也 委員
二枚目に添付されている第一生命さんのほうから世田谷区に対しての今後の土地活用、有効活用に関する申し入れというのは、資料でついていますけれども、現在の用途が野球場、テニスコートなわけですよね。それと、第一生命さんの考え方で、今後、住宅、学生寮だとか、シニア向けというと民間型の高齢者施設なんかも考えているのかどうかなんですけれども、そういった場合に、第一生命さんは第一生命の事業として、土地の用途変更をしながらやっていきたいということなのか、それとも土地を持っているから開発行為をして売っちゃいたいと考えているのか、その辺はどうなんですか。
須藤 スポーツ推進課長
詳細につきましては、都市整備領域のところの内容で、細かい部分は後ほど都市整備領域のほうからのお話をさせていただければというふうに考えてございます。
あべ力也 委員
わからないということですか。
須藤 スポーツ推進課長
全体としての開発行為をしていきたいというようなことでの御意向は伺っております。それに対しては、それぞれ施設の中で他の事業者との連携も含めて検討しているというふうに伺っておりますが、それ以上、細かい部分は承知しておりませんので、後ほど回答させていただければと思います。
あべ力也 委員
これは、例えば賃貸借で野球場を借りたと、区民に一般開放をしていくということになれば、これは当然けやきネットとかに組み入れていくという考え方でいいんですよね。
須藤 スポーツ推進課長
既存のけやきネットのほうの活用を含めて、こちらとしては検討しております。
田中優子 委員長
それでは次に、(5)「第十四回世田谷246ハーフマラソン」の実施結果について、理事者の説明を願います。
須藤 スポーツ推進課長
そうしましたら、「第十四回せたがや246ハーフマラソン」の実施結果について、御報告をさせていただきます。
昨日、十一月十日、快晴のもと、駒沢オリンピック公園の陸上競技場をスタート、ゴールといたしまして、せたがや246ハーフマラソンを開催をいたしました。
2の会場をごらんいただければと思います。当日はハーフマラソン・健康マラソンのほか、公園中央広場におきまして物産展やステージ、第二球技場におきましてパラスポーツ体験会などを実施いたしまして、多くの方に御参加をいただいたところでございます。
裏面をごらんいただければと思います。4の(4)国内交流ということで、記載のところ以外に北海道の安平町のほうからもお越しいただきまして、実際に町長さんにマラソンを走っていただいて、無事完走していただきました。
続きまして、5の参加者数になります。まず、ハーフマラソンですけれども、今回はハーフマラソン、一千七百二十一人の方が御参加をいただいております。健康マラソンにつきましては、五キロ、二キロ合わせまして千七百五十三人、合計で三千四百七十四名のランナーの方に御参加をいただいております。
6成績につきましては、別紙に記載をさせていただいておりますので、後ほど御確認をいただければと考えてございます。
7東日本大震災復興支援金ですけれども、今回、合計で八十五万五千七百十円となってございます。
また、昨年度より実施をしております8のふるさと納税におけるハーフマラソンの出走につきましては、寄附が百二十九件、金額六百八十五万円となってございます。当日は、百十二人のランナーの方に出走をいただいたというようなところでございます。
9来場者・応援者数は記載のとおりとなってございます。
また、当日は、実は学生ランナーの方が過呼吸で救急搬送ということも一部ありましたけれども、特にその方、状況としては、後遺症を含めそういった問題はなく、その他大きな事故もなく、全体としては終了したということになってございます。
説明は以上です。
田中優子 委員長
ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
あべ力也 委員
先ほど神尾委員が聞いた国際交流のオーストラリアのバンバリー市のこちらのハーフマラソンに参加をする費用について、なぜ答えられないんですか。これはスポーツ推進部とスポーツ推進課の報告になっているわけですから、その辺は、向こうの費用はどういう費用で来たのかということが今答えられませんと答えたけれども、部長、なぜ答えられないんですか。
内田 スポーツ推進部長
私どものほうで、この方々、国際交流の部分で、渡航費用を払ったという記憶がないもので、ただ、曖昧な記憶で御答弁すると申しわけないので、確認をしてから正確な答弁をしたいというところで、後ほどと課長が答弁をさせていただきました。
あべ力也 委員
これは、そうすると、ハーフマラソンの事業をやっている所管であるスポーツ推進部スポーツ推進課ではなくて、国際交流の担当課で国際交流事業としてお声がけをしたということなんですか。その辺はわかりやすく言ってください。どちらの予算でやったんですか。
須藤 スポーツ推進課長
お声かけ、それから当日のアテンドというか調整も含めまして、国際課のほうでやっていただいた内容となってございます。
あべ力也 委員
ということは、もし来ていただくのに費用負担をしているとすれば、国際交流の担当課のほうで出している可能性はあるということですよね。それに関しては、詳細を後ほどお教えいただきたいと思います。
先ほどの国際交流の件で、ちょっとつけ足しで、先ほど他の委員からの質問の中で、課長の説明では、交流だから、向こうから来るのもあるけれども、こちらから行っているのもあると。バンバリー市で行っているマラソンに参加をこちらの区民がということもありますということでしたが、その費用についてはどうなっているのかも含めて御回答いただきたい。
要望というか、資料をいただけるんだったら資料を下さい。
今、回答できるんですか。
須藤 スポーツ推進課長
後ほど回答させていただきたいと思います。
田中優子 委員長
それでは次に、(6)障害者スポーツ体験会の開催について、理事者の説明を願います。
須藤 スポーツ推進課長
それでは、障害者スポーツ体験会の開催につきまして御報告をさせていただきます。
1主旨をごらんください。障害者スポーツを推進するために希望丘地域体育館におきまして、障害者スポーツ体験会を実施してまいりたいということでございます。
2の開催日時ですけれども、令和二年、来年の二月十五日土曜日で、3の会場は希望丘地域体育館を予定してございます。
4参加者ですけれども、定員は六十名となっておりまして、このうち二十名の方を一般公募としたいと思っております。その他障害をお持ちの方も含めまして、なるべく多くの方に御参加いただきたいということで、こういった区立小中学校、それから児童館、障害者福祉施設、それから特別支援学校、こちらのほうにお声かけをさせていただいております。
5事業概要ですけれども、種目といたしまして、区のほうで取り組みを進めておりますボッチャ、それから人気も高い車いすバスケットボール、また、新たな種目としてシッティングバレーボール、普通のバレーボールと違いまして、座った状態、お尻をついた状態でバレーボールをするというシッティングバレーというものがございまして、こうしたものの三種目を予定をしてございます。いずれもパラリンピックの種目となってございます。
内容といたしましては、車いすバスケットボールでデモンストレーション・トークショーといったものを行っていただくほか、各三種目の競技体験をそれぞれチームに分かれて実施をしていきたいというふうに考えてございます。
6予算につきましては、会場の準備費、講師謝礼、チラシの作成費等で、当初予算で二百九十万円ほど予定をさせていただいております。
7今後の予定なんですけれども、十二月中旬より一般公募で参加者の方を募りまして、二月十五日にイベントを実施してまいりたいというふうに考えてございます。
説明は以上です。
田中優子 委員長
ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
あべ力也 委員
これも二百八十五何がしかの予算をかけてやって、参加予定者が六十名ぐらいということの事業ですよね。
私も何度もイベント事業については、動画の配信をするとか、区民の皆さんに情報を見てもらうということも含めてやっていただきたいということで申し入れ等もしてきておりますけれども、今回のイベントに関しては、どのようにお考えでしょうか。
須藤 スポーツ推進課長
今回、当初の予算の中で、準備につきましては、今お話をいただいたようなところの部分はちょっと加味していないような状況の予算となってございます。
六十名の方以外に多くの方々になるべく見ていただきたいというようなことで、一般の観覧も含めて、なるべく多く周知はしていきたいなというふうには考えてございますけれども、そういったものも含めて、イベントの実施の詳細をまた検討する中で、御意見いただいたものを参考に、なるべく進められるものを進めていきたいと考えてございます。
あべ力也 委員
これは何ですか。動画配信するときには、区としては、その動画配信の予算を確保しないとできないという考え方なんですか。そんなことないですよね。別に、今はスマホ一台持っていれば動画配信なんかはできるわけだし、やる気の問題じゃないですか。それは部長、どう考えているんですか。毎回、僕は言っているけれども、やる気がないんですか。
内田 スポーツ推進部長
多くの方に見てもらいたい、あるいは参加をしてもらいたいという気持ちは、今、委員言われるようなところで、我々も同じでございます。
そのやり方をどうするかということなんですけれども、まずは現場のほうに多くの方に来てもらいたいという部分がありますし、次のステップとしては、こういうことを実施をしましたよという部分が、今、委員からは映像というところもありますし、映像ではなくて写真等々、印刷物というところもあると思います。
映像につきましては、やはり個人情報という部分もあります。映していいのかどうかという部分がありますので、そこの部分を確認しながら、やるとすれば、映像の時間は余り長いと見る方が少ないという部分もありますので、一回の映像を例えば一分だとか二分だとかという部分もありますので、そこの部分は研究させていただきたいと思います。
あべ力也 委員
この事業は税金でやるんですよね。個人情報と言うけれども、そこに集まってくる方に、区民向けにこの事業、イベントの動画配信をしますというふうに断って参加をされるということであれば、何ら問題はないと思います。何か個人情報と言えば、配信とかそういうことに関して意見を封じ込めるみたいな、そういうことはおかしいと思います。それは確認をとって、同意をとればいいわけですから、配信はあくまで税金を使ってやるんですから、我々区民としては、どういう事業が行われたのかということを知る権利があるじゃないですか。
それで、何か今スチールで、ビラをつくって、それを報告するみたいな、余計お金がかかるじゃないですか。動画配信とかは、お金はかからないんですよ。持っているスマホで、幾らでも、例えば区が持っている動画配信のサイトかなんかにログインして、この動画を配信していますよということ、例えばユーチューブにアップすることだって可能だし、あなたたち、予算をかけるということを考えてやっていて、動画配信をするといったら、いや、それは業者に頼まなくちゃならないとか何たらかんたら、あなたたちは一体何をやるんですか、区の職員は。
内田 スポーツ推進部長
いろいろ御指摘をいただきましたけれども、私ども、映像の部分をやることによって、多くの方々に見ていただけている部分は同じ思いでございます。
一度、我々も動画配信という部分も含めて、映像を撮ろうかと言っていた部分ですね。実は参加されている方から、いわゆる映像は撮ってもらったら困るという指摘もいただいたものですから、そこの部分を加味して、どういう形で映像で撮って、多くの区民の方に見てもらうというのは研究の余地があるなというふうに思っております。
あべ力也 委員
どこのどなたがそれを言ったのかわからないけれども、そういう声があったと。私だっていろんな区民の声を聞いていて、一人の方がそう言われたからといって、全ての区民の意見を黙殺することはできないと思うんです。誰がどう言って、どういう団体の方がどう言って、いつ言われたんですか。
内田 スポーツ推進部長
撮るときに、いわゆる一般論ではなくて、参加した大会のときに映像を撮る場合に、自分は撮ってほしくないという部分のリクエストが実際にあったんです。
あべ力也 委員
いつですか。
内田 スポーツ推進部長
今年度ですね。ですので、撮るときには、そういうことも加味して撮らないと、区のほうで勝手に撮って映像を流すというわけにはいきませんので、そこのところも配慮してやる必要があるということでお話を申し上げたのであって、映像を撮って、それを流すことについて否定的な発言をしているわけでありません。そこの部分は、私どもとしては、写真よりも確かにユーチューブ等々で、一分、二分ということで映像にしたほうが区民の方々がわかりやすいということはわかりますので、そこの部分は研究させていただきたいと思います。
あべ力也 委員
私も区民なので、議員という立場もありますけれども、配信をしていただきたいんですよ。何をどうやって、区民の税金をどう使って、イベントの事業に、何かわけわからないけれども、今回だったら二百八十四万二千円も使っているんですよ。対象人数が六十人、一人単価にしたら幾らですか。一体どういうことをやっているのか知る権利があるじゃないですか。しかも、参加する方に、今回のイベントは区民向けに動画配信をしますと断ればいいじゃないですか。それはできないんですか。断って、事業はできないんですか。
内田 スポーツ推進部長
準備の段階での区民の方に参加していただく場合の前提として、最初からそういうお話をすれば、それは可能だと思います。前回のときには、そういう部分の形はしておりませんでしたもので、そういう意味では、映像の部分について、それは私どももそうですし、マスコミの方が撮るときについても、皆さん方の了解というんですか、そういう部分が前提だと思います。
先ほどから申し上げたとおり、映像を流すことについて、否定的だと私は思っていません。流すことによってPRができると思いますので、そこは先ほどから申し上げているとおり、研究をさせていただきたいと思います。
あべ力也 委員
開催日時は、令和二年二月十五日ですよね。今から四カ月ぐらい先ということですから、十分に準備期間と区民のコンセンサスをとる時間はあるじゃないですか。部長がやる気があれば、できるんじゃないですか。やる気があるんですか。
内田 スポーツ推進部長
やる気というお話がございまして、先ほど申し上げたとおり、映像の部分については、今の時代にあっては、情報として流すというのは有力な手段の一つだという認識でいます。ですので、先ほどから申し上げているとおり、準備という部分も必要になりますので、二月十五日、まだ期間がありますので、そこの部分では検討させていただきたい、このように考えております。
あべ力也 委員
検討結果はいつお知らせいただけるんですか。検討にどれぐらいの期間を要するんですか。
内田 スポーツ推進部長
いずれにしても二月十五日ですので、検討して、できるかどうかというのは改めて御案内をさせていただきたいと思います。
あべ力也 委員
できるかどうか、どういう手法で検討されるんですか。
内田 スポーツ推進部長
実施をするに当たっては、当然に私どもは準備をしておりますので、人手もかけてという部分がありますので、その中で、どういう形でできるのかどうかというところで検討させていただきたいと思います。
あべ力也 委員
そうすると、現状、例えば動画とかで配信していたり、世田谷区動画配信とか、そういうものとの整合性から考えて、基本的な考え方として、今、現状でできているものはやれるということですよね。
内田 スポーツ推進部長
区全体の広報というんですか、映像のあり方という部分は政経部がありますので、そこと調整をしながら、どういう形で、つまり、今、このところはスポーツ大会についての映像というお話ですけれども、これは、それ以外のイベント等にも通じるものがありますので、考え方も含めて政経部と区としての映像の流し方についての考え方という部分があるのであれば、そこの確認をしながら、二月十五日に間に合うのかどうかということで検討させていただきたいと思います。
あべ力也 委員
しっかりとした回答をいただきたいと思います。
私も区民として、全てのイベント、事業に参加できるわけではないんですよね。区議会議員という立場からも、検証したいと思っているんですよ。でも、いつも委員会とかで、紙切れ一枚で、何人来ましたと言うだけではよくわからないんですよ。ですから、その会場の雰囲気であったり、この事業は成功だったのかな、失敗だったのかなということも含めて、大変わかりやすい一つの材料にもなりますし、それと税金を使ってやっているということで、区民の皆さんにこういう事業をやっているんだということをお知らせすることにおいても、そういう動画の配信というのは大変役立つことでありますから、何も皆さんに面倒くさいことをやれと言っているんじゃなくて、区民サービスの向上のためにやってくださいと言っているんです。ですから、ぜひ検討して、検討と言っていますけれども、実施してください。要望しておきます。
今、津上委員からもいろいろ御指摘がありましたけれども、予算が二百八十四万二千円ということで、その内訳を書いていないんですけれども、会場は希望丘地域体育館ですよね。講師謝礼は一体幾らなんですか。体育館の使用料も、もちろん区が使うといった場合でも払うんですか。講師謝礼はお幾らで、周知用のチラシ作成というのは何枚使って、幾らなんですか。それぞれ内訳を書いてくださいよ。
須藤 スポーツ推進課長
予算時点の数字となりますけれども、報償費として、講師の方に出ていただく部分については、当初予定は十万円で三名を予定をしておりました。それ以外に、手話通訳の方の謝礼、そういったものも別途一万円弱といったところで経費を組ませていただいております。また、著名な方以外に、講師の方として別に指導していただく方が一万円掛ける二名で二万円、こういったような経費も含めまして要求をさせていただいております。また、チラシにつきましては四万枚の作成を予定しておりまして、そちらで経費は約二十万円ということになってございます。
あべ力也 委員
今、聞いたやつだと、講師が三十万円プラス二万円だから三十二万円、手話が一万円、三十三万円、それと四万部のチラシをつくって二十万円、五十三万円、ほかの何百万円というのはどこにいっちゃったんですか。
須藤 スポーツ推進課長
別の部分で申し上げますと、あと消耗品で十一万円、こちらが大会の記念品といいますか、皆さんにお持ち帰りいただくものも含めて、その値段。それ以外に、大会の実際の運営の委託を考えておりまして、こちらのほうが百五十万円。ただ、こちらについては、今、現段階で、当初予算のときにはこの金額を実は考えていたんですけれども、我々のほうもイベントを実施する中で、大分、自分たちでやれるんじゃないかというようなところも出てきたものですから、こちらについては、この百五十万円の委託をせずに、自前でやれないかなということも含めて検討させていただいておりまして、予算の部分については、以前もこれは経費幾らかかるんですかというようなお話で、前回も委員会であったときに、記載させていただく内容として、当初予算のところで想定をしていた金額を記載させていただきたいということでお話しをさせていただいて、今回、記載をさせていただいている内容となります。
あべ力也 委員
委託費が百五十万円というのは、自分たちでできるかもしれないからということだけれども、今、経費として言ったのは六十四万円ですよ。それで、予算経費として二百八十四万二千円というのを載せているのは、当初予算の考え方なのでというのはわかるけれども、委託ありきで事業推進するんですか、皆さんは。皆さんは給料をもらっているんですよね。
事業企画と、自分たちの自前で区民要望を実現するというようなことはやるつもりがないんですか、部長。
内田 スポーツ推進部
事業実施する場合に、直営で職員のみでやる場合と、そうではなくて、例えば審判員ですとか、例えばボッチャですと、我々、そんなに経験という部分がまだ少ないというところがありますので、そういうところの力をかしてもらう、あるいは通訳ですとか手話ですとか、そういう部分がありますので、そこは考え方としては、直営でやったほうがいい部分もあれば、民間の方の力をかりた場合のほうが結果的にいい場合がある。そこの部分のどの割合でいくのかというのは、各事業ごとに異なると思うんです。我々も先ほど課長が申し上げたとおり、一度、ボッチャ大会というのは経験していますから、予算計上としてはこうなんですけれども、運営という部分が委託ではなくてもできるのではないかということで、今、御説明をさせていただいた、そういうところでございます。
あべ力也 委員
特にこの事業に関しては、障害者スポーツというような内容ですから、区民の方でも障害者のさまざまな事業にかかわっている方や、障害者スポーツにかかわっている方がいらっしゃって、それこそ区の事業としてこういうことをやりたいと言えば、ボランティアでやってもいいという人だって幾らでもいると僕は思うのね。なのに、どうも委託ありきで、委託事業費は百五十万円ですと。さまざま費用かかっているのを見たら、何が幾ら、かにが幾らといって、六十四万円ぐらいしか費用がかかっていない。委託費が大分大きいということは、費用対効果も含めて、皆さん、給料をもらってやっているわけだから、もうちょっと体を使って、区民のために仕事をしてもいいんじゃないですか。今後、そういう考え方をしていただかないと、皆さんの予算の中で、区の職員の皆さんの給料とかについて賛成していけないよね。委託ありきなんだもの。皆さん、一体何をやるんですか。部長、明確に答えてください。
内田 スポーツ推進部
先ほど申し上げたとおり、企画をし、準備をし、当日運営をし、そして次回に向けての反省も含めて、どういう形でやるかということで、そういうローテーションを組んでいるわけです。その中で、おのおののところにつきまして、例えば準備ですとか企画をする段階で、区職員だけでやったほうがいいのか、そうじゃなくて、この部分は民間の方ですとか、そういう方々の意見を聞きながらやったほうがいいのかという部分もありますし、当日の運営につきましても、先ほど職員でという話がございましたけれども、職員でやる部分と民間の力をかりてやったほうがいいという部分もあるわけですね。だから、そこの部分を勘案をして事業を組み立てて、いわゆる効果の部分も含めて事業展開をしたいというふうに思っているんです。
先ほど課長から御答弁したとおり、ここのウエートの部分の予算上は、委託の部分が多いというのは予算上、そうです。ですけれども、そこの部分がそれでいいのかということで、課長が申し上げたとおり、我々も大分ボッチャについての運営を経験しましたから、そういう意味では、ここの部分を薄くしてもできるんではないか。ということは、トータルとしては金額的に少なくなってくるというところの努力をしたいと思います。
あべ力也 委員
部長、今、組み立ての問題と言ったけれども、こちらは組み立てがおかしいと言っているんです。初めから委託ありきで、委託費用が百五十万円かかりますよとか何とかというのは、そもそもの税金の使い方として考えて、もうちょっと区の職員でお金のかからない事業のやり方、たった六十人を対象にした事業で三百万円近いお金を使いましょうと、初めからそういう考えでは、これは皆さんに税金の使い道をお任せする気には、区民の代表としてならないですよ。だから、今後、考え方を変えていただきたい。申し入れしておきますから。
田中優子 委員長
次に、(8)東京二〇二〇公認プログラム「馬!ふれあい出張授業」の実施結果について、理事者の説明を願います。
中潟 オリンピック・パラリンピック担当課長
それでは、東京二〇二〇公認プログラム「馬!ふれあい出張授業」の実施結果につきまして報告いたします。
この授業につきましては、東京二〇二〇大会の馬術競技が馬事公苑で実施されることを受けまして、平成二十九年度より、世田谷区内でJRAさんの特別枠として授業を実施しているものでございます。今年度の授業の実施結果が出ましたので、御報告をいたします。
1の開催日及び学校でございます。(1)開催日につきましては、令和元年五月三十日、令和元年十月二十四日の二日間、各日にち午前一校、午後一校、二日間で合計四校実施をしてございます。(2)の学校でございますが、記載の四校で実施をいたしました。対象となる児童につきましては、三、四年生、二年生、二、三年生で、二時間の授業の中で実施したものでございます。
2の実施体制でございますが、主催は世田谷区、共催といたしまして日本中央競馬会、JRAさん、また、協力といたしまして、朝日学生新聞社に御協力をいただいて授業を実施しております。
3の授業内容でございます。(1)のとおり、まず講義がございまして、初めにJRAの担当者が講師となりまして、馬の特徴や分類、人とのかかわりなど講義を室内で行います。
(2)演技見学、その後、校庭に出まして、サラブレッドやポニーなど、実際の馬に触れ合うことですとか、馬の歩き方を実演してもらう、ホースショーの実演を見学するというものでございます。
(3)の馬とのふれあいや馬運車見学、当日は馬運車で馬が学校内に入って来られます。その馬運車の中を見たりですとか、実際に馬と写真を撮るというような内容でございます。
(4)につきましては、最後に記念撮影をし、記念品を贈呈いただきます。記念品につきましては、馬や馬術競技をよりよく知るために、児童向けの学習漫画がございまして、こちらをJRAから参加した児童全員に配付するものでございます。
裏面をごらんください。裏面につきましては、実際の出張授業の様子でございます。左上から体育館での講義、校庭に移りまして、サラブレットの三種類の走り方の実演の見学、さらにホースショーの実演を見学させていただきまして、一番下の下段で、実際に馬と触れ合うという授業の内容でございます。
今後の予定でございますが、次年度につきましても、現在、JRAさんのほうと次年度以降の授業につきましても協議を進めているということでございます。
説明は以上でございます。
田中優子 委員長
ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
あべ力也 委員
まず、これは費用が生じたんですか。それと、四校を選定をしたということでしょうけれども、これはそれぞれ公立学校ですから、公教育では公平公正であるべきだと僕は思うので、他の実施しなかった学校に対する手当というのはどうするんですか。
中潟 オリンピック・パラリンピック担当課長
まず、経費でございますが、こちらにつきましては、JRA協力により無償で実施しているものでございます。
また、実施に当たりまして、私どものほうで区立小学校、区内の小学校にお声がけをさせていただいております。その中で、日程等を加味しまして、実際にJRAのほうで実施できる日程と組み合わせ、午前、午後の授業というところを募集の中で選定をさせていただきまして、今年度につきましては四校の実施となってございます。
実際、二十九年度から実施しているものでございますが、二十九年度につきましては六校、三十年度につきましては四校、今年度が今、五校ということでございまして、また次年度以降も実施したいと考えてございますので、その準備をしてまいりたいと考えております。
あべ力也 委員
今の御説明ですと、各年度ごとに何校かを選定してやっていて、最終的には全校やるということの認識でよろしいんですね。
内田 スポーツ推進部長
JRAさんと共催という形で、かなりの部分、馬を学校のほうに運んでくる費用から、説明する方々の部分という費用がかかりますので、私どもとしては、小学校全校ということで考えております。
今年度の分については、こういう形でできましたので、来年度以降、まだ計画が立っておりませんので、JRAとその辺はできるように、実施ができるように調整をしたいと思います。
田中優子 委員長
次に、(9)「世田谷おもてなし・交流・参加プロジェクト」キックオフ会実施報告について、理事者の説明を願います。
山田 交流推進担当課長
「世田谷おもてなし・交流・参加プロジェクト」キックオフ会実施報告について御報告いたします。
1の主旨でございます。区は、区民を初め二〇二〇大会のときの馬術競技の観戦で区に訪れる方々に対しまして、さまざまな方と区が連携しながら、オール世田谷でお迎えしていく取り組みであったり、レガシーを残していく取り組みを一層具体的に進めていくことを目的に、世田谷おもてなし・参加・交流プロジェクトというものを立ち上げました。そこで、区とともに経済界や観光、区民等の代表で設立されました世田谷おもてなし・参加・交流実行委員会が実施いたします象徴的な事業を実施していくために、設立趣旨に御賛同、御協力いただく事業者であったり、区民が集っていただいたキックオフ会を実行委員会とともに実施いたしました。
2の実施概要でございますが、(1)、(2)につきましては、ごらんのとおり、十月十日に行いました。(3)の主な内容でございますが、設立の趣旨説明と二〇二〇大会に関する情報の提供及び実行委員会の事業案、あと質疑応答といった重立ったものになりました。
(4)の参加者でございますが、当日の受け付け者も含めて、あと実行委員会も含めまして百五十九団体、また個人がおりましたので、こういった表記にさせていただいております。
その実行委員会の十人につきましては、3の構成のとおりでございます。
裏面をめくりください。4の今後のスケジュールでございます。もう過ぎておりますが、十月に活動を開始しておりまして、さまざまな団体が、下の概念図にあります四角囲みの右下の産業振興公社がさまざまな団体の窓口となってございます。御相談を受けている状況でございます。それに向けて、今後、真ん中の網かけにあります官民連携の事業を進めるようなさまざまな皆様の御賛同、御協力をいただきながら進めていきたいと考えております。
こちらの報告は以上でございます。
田中優子 委員長
ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
あべ力也 委員
まず伺いたいのは、百五十九団体ですか、これは区が案内を出して、ここにいらっしゃったということでしょうか。
それと、合計で百五十九団体と書いていますけれども、実行委員会委員になっている方の団体さんはわかるんですが、それ以外は情報提供していただいていないんですけれども、その団体さんは個人情報だから出せないんですか。皆さん、このおもてなし事業に参加をして、盛り上げていこうという団体さんでしょうから、団体名を出せないということはないと思いますので、百五十九団体のお名前をお教えいただきたいと思います。
山田 交流推進担当課長
まず、百五十九の声かけにつきましては、関係する各所管部からお声がけいただきまして、御案内をいたしました。電話なり、郵送なり、さまざまな手法を用いまして、この日に、十月十日に行いますということを御案内いたしまして、御都合をつけていただいた方々が御参加いただきました。百五十九団体(人)となっていますが、一つの団体で複数の方もいらしたりしておりますので、そこは一カウントということで、人数的にはもうちょっと多い状況になってございます。そういった声かけによって御参加いただいています。
もう一つ、今回のリストのお話だったんですけれども、個人情報とかそういうことではなく、今回、産業振興公社のほうでまとめておりまして、まだ私どものほうの手元にございません関係もありますので、手元に届き次第といいましょうか、きちっと整理した上で情報提供させていただきたいと思います。
あべ力也 委員
今、団体さんをお教えいただきたいと言ったのは、例えば私が知っている団体とか各委員が知っている団体で、せっかくこういう機会に、このおもてなし事業に加わっていない団体さんなんかがいれば、区のほうからお声がけがなかったのかなということで、これから参加するというのは別にできるんでしょう。排除するわけじゃないでしょう。だから、希望があれば、いろんな団体さんがこの事業に加わっていけるということだと僕は認識しているので、そういうことの認識でよろしいんですよね。御用団体さんだけしか入れないということではないですよね。
小澤 交流推進担当部長
まず、先ほどの山田課長の説明に加えるんですが、区からのみのお声だけではございませんで、区が中心になって、区の各所管のおつき合いがある団体とか、そういったものにお声がけもしましたが、それ以外にも、今回のこのプロジェクトは、やはり産振公社であるとか、ここの実行委員のメンバーにもなっていますが文化財団であるとかスポーツ振興財団であるとか、そういったところも連携しておりますので、そういった団体からもお声がけをしていただいております。
今、あべ委員のほうからお話があったとおり、それでは、やはり全てに周知できていない状態でございますので、例えば区内大学も含めまして、機会あるごとにちょっとお声がけをするようにしておりますので、きょう出席の委員の皆様方にも、こういった機会があるということを周知いただけると、とてもありがたく思います。
一応、窓口は産業振興公社になりますので、先ほど名簿の話もございましたが、やはり一体になっていく事業ですので、どういう人たちが構成員になるかということも含めまして、後ほど情報提供させていただきたいと思います。
あべ力也 委員
そういった取り組みに期待したいと思いますけれども、区が選別して御用団体さんだけというのでは、どうなのかなと。そういう考えではないようですから、開かれた世田谷おもてなし・交流・参加プロジェクトということでしょうから、排除するということじゃなくて、全区を取り込んでいくような会にぜひしていただきたいと要望しておきます。