令和4年6月14日、本会議にて一般質問を行いました。
主な質問項目
- ご当地ナンバーについて
- 世田谷区の防災計画について
- 共同親権について
- 自転車事故ワースト1位について
- 「さん」付けについて
- 音の出る信号機設置について
- ペット保険加入促進について
詳細は以下をご覧ください。
ご当地ナンバーについて
それでは質問してまいります。
国土交通省が四月、自動車のご当地ナンバーと地方版図柄入りナンバープレートの導入地域を新たに募集すると発表いたしました。同時に、新ルールで図柄の変更も可能となった一方、一定の基準を満たさない不人気の図柄入りナンバープレートについては将来的に継続は不可とされ、さらには独自の地域名表示そのものの変更、廃止も可能となりました。
世田谷という地名表示ご当地ナンバーは、普及率五九%、登録台数十二万七千件と順調な推移をしている一方、世田谷区の地方版図柄入りナンバープレートの普及率は〇・三三%、申込件数は七百五十八件で、全国で五十八位と最下位です。四月下旬に世田谷区の産業連携交流推進課は報道機関に、現在のところ、図柄の変更は具体化していないと回答していますが、報道等を受けて、現在どのような検討をしているのか伺います。
熊本のくまモン、福山の広島カープのカープ坊やなどの図柄は、他地域と比べても申込件数が突出しているとのことです。世田谷区は多摩川とサギソウが不人気という結果です。
そこで提案ですが、窮余の一策として、世田谷ゆかりのキャラクター、ウルトラマンやサザエさん、ゴジラといった皆さんに多少パテント料を払っても力を借りることも検討すべきと考えますが、区長の見解を求めます。
後藤 経済産業部長
図柄入りナンバープレートについて御答弁いたします。
図柄入りナンバープレートの検討過程においては、世田谷区にゆかりのあるキャラクターの採用についても検討がなされましたが、著作権等の課題も大きく、最終的には広く区民から公募し、現在のデザインに決定してまいりました。導入件数等は低い数字にとどまっておりますが、一方で、令和三年度は前年度と比べて増加傾向にございます。
今般、図柄の変更、廃止等に係る制度変更がなされましたが、まずは様々な機会を捉えて、現在の図柄入りナンバーの普及に努めてまいります。例えば、プレート設置時の寄附金を地域活性化や地域課題解決に関連させることで、図柄入りナンバーの付加価値を高めるなど、ドライバーが図柄入りナンバーをつける動機づけとなる工夫についても検討してまいります。
以上でございます。
世田谷区の防災計画について
東京都防災会議は、首都直下地震などの被害想定を十年ぶりに見直し、都心南部を震源とするマグニチュード七・三の地震が起きると、死者約六千百人、負傷者約九万三千四百人が出るとの報告書を公表いたしました。二十三区の約六割が震度六強以上と想定しています。この新想定に基づき、都は来年一月下旬に地域防災計画の修正素案を公表し、来年度の早期に決定する方針とのことですが、世田谷区も防災計画の修正等を進めるべきと考えます。まず都の想定を受けての区の考えと、区防災計画修正等のスケジュールについてお答えをください。
大塚 危機管理部長
私からは都の新たな被害想定を受けた対応について御答弁申し上げます。
議員お話しのとおり、東京都は、この間の住宅の耐震化、不燃化の進展や、都内人口構造の変化等を反映し、約十年ぶりに首都直下地震等による被害想定を見直しました。新たな被害想定では、都内の死者は六千百四十八人となり、前回より三千四百九十三人減少し、建物被害も約十九万四千棟と、約十一万棟減少しております。また、区における死者は六百四十五人となり、前回より十人減少したほか、建物被害は約二万六千棟となり、約二千棟減少しておりますが、都全体と比較すると、減少幅は緩やかとなっております。一方で、発災一日後の避難生活者は約二十一万四千人となり、前回より約五万七千人の増加となっております。
区といたしましては、今後、住宅の耐震化、不燃化の促進をはじめ、これまでの対策を緩めることなく継続しながら、在宅避難の推進などの避難者対策について重点的に取り組むとともに、令和五年度に予定される都の地域防災計画の改定の内容も踏まえまして、区の地域防災計画の改定に向けた検討を進めてまいります。
以上でございます。
共同親権について
区民の方からメールで、現在、日本の離婚後の単独親権制度では、親権争いを有利に進めるため、子どもの連れ去りにより親子断絶状態になる親や子どもたちは増加し、精神的に病み、自死を選ぶ方も増加傾向にあります。中にはDV被害の当事者で子どもを奪われた親もいます。自分もDVやモラハラがなかったにもかかわらず、一年六か月、二人の子どもと会えていません。このように、会いたくても子どもや親と会えなくなった当事者に、世田谷区として手を差し伸べてもらえないでしょうかという御相談がありました。世田谷区として、こうした悩みを抱える方への対応はどのような現状かお答えください。
また、子どもの権利侵害に関してはせたホッとで相談を受け付けていますが、区ホームページを見ると、子どもが自分の親に会えない悩みの事例は示されておらず、相談していいものか分からない状態です。分かりやすい事例の中にこの問題も例示していただきたいと思いますが、区の見解を求めます。
また、国でも親権に関する議論があります。我が国では、夫婦の三組に一組が離婚し、離婚時にどちらか一方を親権者と定めることへの問題が顕在化しております。世田谷区でも、現行の単独親権のために様々な悩みや問題を抱えざるを得なくなった区民のために、国に対して共同親権への早期法改正を要望していくべきと考えますが、区長の見解を求めます。
保坂 区長
あべ議員にお答えします。
共同親権についての見解です。父母が離婚した後の子の養育をどうしていくのか、父母がどのように子に関わっていくのかについては、子どもの権利、子どもの利益を最優先で決められるべきだと考えております。現在の民法の定めは、父母の婚姻中は共同親権が認められるわけですが、離婚後は、父母のどちらかしか親権者となれない単独親権に変わります。親権は子どもの利益のためのものであるはずですが、離婚に伴い、一方の親との面会交流が困難になる事例を踏まえると、離婚後の共同親権の導入は、子どもの権利、利益を守る観点から前向きな議論をすべきものと考えています。
現在、離婚後の共同親権制度の導入については、国の法制審議会家族法制部会の離婚及びこれに関連する家族法制の見直しの中で検討されていると承知しております。
また、これまでにも同様の当事者、あるいは家裁の調査官経験者などの皆さんからの素直な形になれないか、こういった提案も受けてきたところであります。子どもの権利条約の根幹である子ども最善の利益を一番に考え、区といたしまして、国の動きも見ながら、なるべく早い共同親権の実現を検討してまいりたいと思います。
柳澤 子ども・若者部長
私からは、子どもの権利について、親子問題についての相談対応、子どもの悩みに関する事例の例示についてお答えいたします。
離婚に伴う親子関係の悩みなど、家庭内の様々な問題については、地域の子ども家庭支援センターや男女共同参画センターらぷらすで相談に応じております。また、せたがやホッと子どもサポート、略称せたホッとでは、子どもの権利を擁護するという観点から、悩みを抱える子どもの相談を受けております。啓発物やホームページでは、できる限り分かりやすい表現で周知に努めておりますが、御指摘のホームページへの具体事例の追加につきましては、子どもの人権擁護委員等の意見も踏まえ、早急に検討してまいります。
以上でございます。
自転車事故 ワースト1位について
世田谷区の交通事故件数は東京都で常に上位で、その中でも自転車事故件数は都内ワースト一位です。まず、自転車事故の現状とその内訳等について伺います。
私は、今までも幾度となく議会質問で自転車事故撲滅に向けて提言を重ねてきておりますが、区は自転車を運転する方のマナーの問題に片づけてしまって、その成果を実感することはできません。結果、自転車事故件数、都内ワースト一位ということになるのでしょう。
そこで、検証と提案ですが、まず歩車分離式信号の設置状況と、今後の取組について伺います。
次に、信号無視、逆走やながら運転、歩道をアシスト自転車で爆走など、道路交通法無視や歩行者が危険を感じるような運転をなくすためのマナー向上と解決策について、警察と連携した実効性のある指導、取締りを強化すべきと考え提案いたしますが、区の見解を伺います。
三つ目として、自転車による様々なルール違反の中でも、信号無視や逆走といった死亡事故などの重大事故につながりかねない違反は何とかしなければなりません。自転車に絡む重大事故は交差点に集中しているとのことですが、信号無視や逆走がその原因とも推察されます。
そこで、京都市では、自転車の逆走をなくすため、このような自転車は車道の左側通行というサイニングを実施をしております。世田谷区でも取り入れていただくことを提案いたしますが、区の見解を求めます。
工藤 土木部長
私からは四点について御答弁いたします。
まず、歩車分離式信号の設置状況についてです。
歩車分離式信号機の設置は、横断歩行者の巻き込み事故防止に一定の効果がある一方、待ち時間が長くなることにより、歩行者の信号無視を誘発するおそれや、車両の赤時間が長くなることにより渋滞の発生を招く要因もあることから、交通管理者である警察署が、交差点ごとにその効果と影響を総合的に勘案しながら、導入の可否を判断すると聞いております。
なお、令和三年の区内での歩車分離式信号機の設置実績を警察署に確認したところ、特に要望がなく、設置実績はないとのことです。
区といたしましては、地域の交通課題の対応につきまして警察署の橋渡しに努め、横断歩行者の巻き込み事故防止等につながる交差点の安全性向上について、引き続き警察署に働きかけてまいります。
次に、区内の自転車事故の現状についてです。
世田谷区内において令和三年の自転車が関与する事故件数は八百七十九件で、令和二年から百三十六件上回り、残念なことに都内ワースト一位となっております。事故の内訳につきましては、車両や二輪車との事故が約六割、自転車同士の事故が約一割、歩行者との事故が約一割、高齢者等の転倒、脇見運転による電柱への接触など、自転車の単独事故が約二割でございます。このうち六割強は自転車走行ルールの違反など、自転車運転者に原因があった事故とのことです。
区といたしましては、引き続き、警察署と連携した交通安全教室の実施、自転車走行ルールやマナーの啓発に努めるとともに、あわせて安全に自転車が利用できる自転車走行環境の整備を進めてまいります。
三点目でございます。違反者に対する指導、取締りの強化についてです。
区では昨年度、交通安全対策を総合的に推進するため、第十一次世田谷区交通安全計画を策定しております。その中で、自転車の指導、取締りにつきましては、警察署により自転車の危険、迷惑な走行に対し街頭指導を強化するとともに、酒酔い、信号無視、一時停止など、悪質、危険な違反者に対する取締り強化を実施することとしております。区といたしましては、引き続き、警察署や関係機関などと連携しながら、自転車運転者のマナー向上につながる交通安全施策を推進してまいります。
最後に、自転車左側走行のサインについてです。
区では、自転車運転者及び自動車ドライバーに対し、道路交通法に規定されている自転車の通行すべき部分及び進行すべき方向を明示することを目的としました、自転車ナビマークなどの設置を警察署とともに進めております。一方、自転車走行ルールの違反など、自転車運転者に原因があった事故はいまだ多いことから、左側走行をしない自転車運転者を対象とした電柱幕等による啓発用看板の設置は、自転車の関与する交通事故の抑制に有効であると考えております。自転車のルールが守られていない区間が見られる場合は、警察署と連携し、現地の状況等を踏まえた啓発用看板の設置も検討するなど、交通安全につながる効果的な対策に努めてまいります。
以上です。
「さん」付けについて
クラスメートをあだ名で呼んだり呼び捨てにしたりせずに、さんづけするよう指導する小学校が増えています。あだ名で呼んだりすることは親しみの表現との主張もありますが、一方、身体的特徴をやゆするようなあだ名は、いじめにつながるケースがあります。相手を大切に思う習慣を身につけてもらおうと、江戸川区立葛西小学校では、児童にさんづけで呼び合うことを指導しております。
文部科学省の調査によると、全国の小学校でのいじめ認知件数は増加傾向で、二〇二〇年度は四十二万八百九十七件の報告があり、このうち約六割が冷やかしやからかいなどです。児童同士の呼び方について、文科省では指導しておりませんが、友だちを呼ぶとき、さんをつけますと校則に明記している小学校もあります。世田谷区もいじめの根絶に向け相手を尊重する習慣を身につけることは、特に初等教育においては大切と考え、さんづけの検討、実施を提案をいたしますが、教育長の見解を伺います。
粟井 教育政策部長
私からは、児童生徒同士のあだ名、呼び捨てについてお答え申し上げます。
子どもの呼称につきましては、一人一人の人格を尊重するという人権教育の視点から、教師が子どもの名前を呼ぶときは、あだ名、呼び捨てにせず、敬称をつけて呼ぶことが大切であると各学校に指導しております。これは、呼び方による偏見や差別の助長を抑止することや、性的指向、性自認の人権課題の観点から、君、さんと男女で使い分けることなく、男女ともにさんで呼び方を統一することで、一人一人を大切にするという人権教育の理念を教師自ら体現することによるものでございます。
また、子ども同士の呼び方につきましては、教育委員会から学校に対して直接的な指導はしておりませんが、各学校においては、相手を大切にするという人権教育や道徳教育、いじめ防止の指導等の中で、お互いの呼び方について、日常的に子どもたちに指導しているところでございます。
以上でございます。
音の出る信号機設置について
区民の方から、視覚障害者が信号で困っている姿を見かけます。区内の信号は視覚障害者のため音の出る信号にしてくださいというメールをいただきました。まず、世田谷区の音の出る信号機の設置状況と今後設置計画を伺います。
音の出る信号機は、周辺住民の環境に負荷を与えることから慎重な検討も必要かと考えますが、昨今の技術革新による単一指向性のスピーカーなどを採用することによって解決できるものと考えます。障害者や全ての区民の交通安全に資するよう、音の出る信号機設置促進を求めるものです。利用者である区民の要望等を丁寧に聞く場を設けることも必要です。併せて区の見解を求めます。
畝目 都市整備政策部長
私からは二点の御答弁となります。
初めに、音響式信号機の設置の状況と計画についてです。
音響式信号機は、視覚障害者に歩行者用の信号機が青に変わり、横断が可能となったことを誘導音で知らせる信号機で、警察によりますと、五月末現在、世田谷区内での設置状況は、歩行者用信号機六百九十一基、そのうち七十八基が音響式とのことでございます。
交通信号機の設置者は、道路交通法に基づき交通管理者である都道府県公安委員会となりますことから、音響式信号機につきましても、警察において要望者からの相談等を直接伺い、個々の信号機ごとに交通状況や住環境、近隣への影響などを調査し設置していくこととなりますことから、区では、議員お話しの計画等はございませんが、ユニバーサルデザイン推進条例に基づく施設整備マニュアルにおきまして、歩行者が安全に車道を横断できるように、音響式信号機などについても記載しております。区といたしましては、必要とされる場所へ設置がなされるよう、引き続き交通管理者への働きかけなど鋭意取り組んでまいります。
次に、単一指向性スピーカーに関してと、区民の要望等を聞く機会についての御答弁です。
議員御紹介の単一指向性スピーカーにつきましては、音をスポット的に発信することによりまして、周囲への影響が軽減できる装置で、新技術の展開にと早速警察署に紹介させていただきました。警察からは、横断のタイミングを伝えることには有効である一方、音の届く範囲が限定される面もあるとのことでございますが、研究が進む分野でもあり、障害のある方からの声をお聞きしながら、新しい技術の活用についても警察への相談、提案等を行ってまいります。
区といたしましては、必要とされる場所に音響式信号機が設置され、視覚に障害の方が安全に、そして安心して道路を横断できるようになることは、ユニバーサルデザインの観点からも重要と考えており、障害のある方の設置の御要望や声をしっかりと丁寧にお聞きしながら、寄り添った対応に努めてまいります。
私からは以上でございます。
ペット保険加入促進について
六月一日から犬や猫のペットの新規登録の場合、マイクロチップ装着の義務化が開始されました。これは、迷子になったペットや災害時に飼い主とはぐれてしまうようなことの解消と、それによって引取り手の分からない犬や猫が殺処分されることを防ぐことができると期待するものです。
また昨今は、ペットの加齢による病気の発症による医療費の負担が重いと感じる飼い主さんの声をよく聞きます。こうした医療費負担の抑制のため民間のペット保険があります。都市部で暮らすペットは、人と同じような病気にかかることが多く、がんや糖尿病をはじめ様々な成人病のリスクがあります。ペットを家族の一員として生涯責任を持って飼育する環境を整備するため、ペット保険の加入促進も欠かせません。
そこで、区として民間のペット保険加入の啓発と補助を検討すべきと考え提案をいたしますが、区内のペットの現状、区の民間ペット保険への認識と、区民への加入促進と啓発に対する考え、今後の対応について伺いまして、壇上からの質問を終わります。
向山 世田谷保健所長
ペットについての御質問がございました。
ペットには公的医療保険制度はございません。ペット保険事業者の調査によりますと、飼い主の医療負担は増加傾向にあるとされており、ペットの適正飼養には、飼い主による一定の経済的負担が伴うものと理解してございます。区内の犬の登録数は約四万頭であり、飼い主の経済的負担軽減を目的とする医療費への補助制度に関しては、公益性、私益性の見極めや税負担の公平性の観点から、慎重な議論を要するものと認識しております。
今後、ペットの終生飼養、適正飼養を推進する観点から、今年度より実施している犬の登録者へのアンケート結果を精査し、現状を把握するとともに、ペットに関する保険を含めて、飼い主の経済的負担に対する準備と責務についても様々な啓発活動の中で触れてまいります。
私からは以上です。
再質問
それぞれ御回答いただきましてありがとうございました。
再質問を三点させていただきますが、まず区長、図柄入りナンバープレートですけれども、新しいキャラクターという御提案をさせていただきましたが、あまり色よい返事をいただけなかったんですが、先日、名古屋の副市長をされていた方にこの件についてお話をしましたら、多少の行政コストはかかっても、それなりの成果があるんであれば、そういうキャラクターを使うということは有効だろうというお話をされておりました。この点について、区長、ぜひそういう新しいキャラクターの検討もしていただきたいと思うんですけれども、その点を伺いたい。
あと、共同親権の話ですけれども、親と会いたくても会えない子どもはどれぐらいいるのか、区は把握しているのかということです。
それと、学校ではさんづけに関して実施をしているということですけれども、これは、そういうあだ名や呼び捨ては現状されていないという認識でよろしいんでしょうか、これもお答えをいただきたいと思います。
以上三点お答えをいただければと思います。
保坂 区長
あべ議員の再質問にお答えいたします。
当初、図柄入りナンバープレートの導入に当たって、世田谷ゆかりの誰もが知っているキャラクター、幾つかちょっと検討したことはあるんですが、なかなか難しいということで、当初見送ったという経緯がございます。現在、図柄入りナンバープレートのパーセンテージで言うと、最も少ないということで、これは部長答弁のまずは方針で、現在のちょっと普及宣伝、これが足らなかったのかなということで臨みますが、今後よりよいものについて、公募して集まったものの中で選定をしたということで、大変多くの募集があったわけではありませんので、いわゆるリニューアルするということも、一方では、区民の反応、声を見ながら考えていきたいと思います。
また、部長答弁にもあったんですが、当初これ、デザインナンバーといいまして、カリフォルニア州などで、例えばヨセミテ公園に寄附をしていますよという、かなりきちんとした寄附額が分かる、寄附者がつける権利があるという形で、一つのブランドになっているということに私たちは着目しました。現在の寄附は、国の国交省の指定する機関に一旦行って、そこから分配されるという形になっておりまして、例えば世田谷区でも、医療的ケアの子どもたちをサポートする基金だとか、みどり 33、みどりトラストみたいな基金だとかいうことで、ダイレクトに寄附金を預かって、ナンバープレートをデザインナンバーで、自治体の管理の下で、このぐらいはぜひやらせていただくことが、こういった制度ができたことが、さらに活性化するということにつながるんだということを、国に対しても提案していきたいというふうに考えております。
柳澤 子ども・若者部長
一方の親と会えない子の実態ということで再質問にお答えいたします。
世田谷区では、平成三十年度に実施しました世田谷区ひとり親家庭調査におきまして、離婚、未婚によりひとり親になった方に、相手方との面会交流の状況について尋ねてございます。その中で、電話やメールではつながっている、あるいはそういうのもつながっていないという方も含めまして、子どもが相手方に会っていない率としては四七%とうたってございます。ひとり親家庭、それからその子どもの悩み事、相談について、周知相談対応と、それから相談先の周知について引き続き取り組んでまいります。
以上でございます。
渡部 教育長
一人一人の児童生徒は、かけがえのない存在であり、人格を尊重するという趣旨から、呼び方についても、相手を尊重する気持ちで呼ぶことが重要であると考えます。
引き続きこの観点から十分に配慮をした指導をしてまいります。
以上でございます。
再々質問
今、教育長お答えいただいたんですけれども、現状を伺ったんで、現状呼び捨てとかあだ名で呼んでいるということはないのかどうか。こうした実態の調査をまずしていただかないといけないかなと思うんですが、ぜひ調査をしていただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。
渡部 教育長
再々質問にお答えします。
呼び方は相手を尊重するということが大切ですから、相手を大切にしているというその趣旨が伝わるということが重要であると考えます。このことを念頭に置き、引き続き指導を続けてまいります。
以上です。