令和3年10月5日、決算特別委員会にて区民生活委員会所管質疑を行いました。
主な質問項目
- 粗大ごみのリリースを促進するための実証実験について
- ふじみ荘について
詳細は以下をご覧ください。
粗大ごみのリリースを促進するための実証実験について
それでは、質問してまいりますが、まず、最近、九月一日の区民生活常任委員会で、粗大ごみの新たなリユースの仕組みに関する実証実験の実施についての報告がされたということですが、これはいわゆるジモティーと連携をして、粗大ごみの行き場をつくるというのかな、そういう事業のようですが、リユースそのものの住民の皆さんの意識の高まりと、粗大ごみの増加もあって、今、粗大ごみの引取りの期間が大変長くなっていると伺っています。こういうことの解消に、このジモティー、民間の企業との連携がつながっていけばいいなと思っているのですが、ただ、こうした古物の取扱いに関しては様々トラブルが発生していると感じています。
私もメルカリなどで自分のものを売ったりすることがあるのですが、そうすると、向こうからクレームが来たりなどする場合が、僕も一回ぐらいありました。というのは、ここに傷があるとかなんとかということがあって、今回、実証実験ということですが、今後、本格実施に向けても、いわゆるトラブルに関しては、これは世田谷区が持つのか、それともジモティーがそのトラブルに関しての責任を持つのかというようなこともちょっと気になったものですから、この点について、どういう責任の分担になっているのか、その辺についてお答えをいただければと思います。
泉 清掃・リサイクル部事業課長
委員からお話のありました、粗大ごみのリリースを促進するための実証実験につきましては、株式会社ジモティーとの連携により、令和三年十月一日から開始となりまして、令和四年三月三十一日まで実施をする予定です。
本実証実験は、区民から回収しました粗大ごみをリユース品として、株式会社ジモティーが運営する世田谷区不要品持ち込みスポットのスタッフが、品物の大きさや状態などを、写真とともに不要品売買、交換の掲示板サイトアプリであるジモティーに掲載し、希望者に譲渡することでリユースを進めるものです。
譲渡に際しましては、ジモティーの掲載内容を確認承諾の上、不要品持ち込みスポット現地にて、希望者本人が直接実際の品物の状態を確認していただくことを原則としており、可能な限りトラブルを回避するようにしております。中古品であることを御了解いただいた上での譲渡となりますが、仮に掲載内容に瑕疵があった場合などの責任につきましては、協力事業者である株式会社ジモティーに負っていただくことになっております。
利用者に分かりやすい説明をしていただいて、こうしたことの利用拡大がリユースにつながっていけば、あと粗大ごみの、何ですか、はけていくあれにつながればよいと思いますので、ぜひ利用者に分かりやすい説明をお願いしたいと思います。
マイナンバーカードについて
次に、マイナンバーカードについて伺います。
公共セクターのデジタル化には、個人認証をどのようにするのかということが必要不可欠なことだと思いますが、役所のサービスも、今までは役所に来て、一か所で用事が済むようにワンストップサービスを進めろと、こう言ってきたのですが、これからは役所に来なくてもよいわけですから、ウェブ申請などで行政サービスを受けられるということですから、これは何かノンストップサービスと言っているようですが、ワンストップではなくてノンストップサービスに向けた取組の中で、まさにこのマイナンバーカードは重要な位置を占めてくるのだと思いますが、現状の交付率は、世田谷区が約四割、三九・八九%ということのようですが、まだ半数に満たないということで、これを上げていく努力を今までもされているのでしょうけれども、今後の取組についても、まず伺っておきたいと思います。
それと、今後、マイナンバーカードはいろいろな分野で、認証で行政として使っていくのだと思いますが、今、保険証のプレ運用をされているということで、様々利点もあると思いますが、どういう利点があるのかお聞かせいただきたいということと、今後の保険証以外の計画などについてもお教えいただければと思います。
それと、初めパスワードなどでやっているようですが、認証制度として生体認証ということで、顔認証を取り込むというようなことを、現状で、申し込むときにやっているようですが、この認証の精度というのか、そういうことも含めて、この顔認証、生体認証の運用については、いつ頃から始まるのか、その点についてもちょっとお聞かせをいただければと思います。
齋藤 番号制度・マイナンバーカード交付推進担当課長
身近なところでは、令和三年十月二十日からマイナンバーカードを医療機関、薬局でカードリーダーに読み取らせて保険証として利用する、マイナンバーカードによる健康保険証のオンライン資格確認の本格運用が開始されます。
さらに、令和三年九月診療分のレセプトから、医療費通知が十一月以降に、御自分のマイナポータルで御覧できるようになり、将来は確定申告の医療費控除を、国民が自ら集計することなく、オンライン申請ができるようになる予定です。
一方、国が策定する自治体DX推進計画では、マイナポータルからマイナンバーカードを用いて、各種のオンライン手続を可能にすることが進められています。特にマイナポータルのぴったりサービスを利用して、子育て関係、介護関係の二十六手続及び転出転入手続のワンストップ化については、令和四年度末までに導入するように市区町村で検討するように求めています。
このほか、マイナンバーカードの活用として、国は運転免許証や医師などの職種の資格との連携も検討対象としております。
次に、マイナンバーカードの認証についてですが、マイナンバーカードを今回の医療機関、薬局でカードリーダーに読み取らせて、保険証として利用する際には、本人確認として顔認証を利用いたします。これはマイナンバーカードに格納されている顔写真の画像データを利用して、医療機関、薬局に設置されている顔認証機能付のカードリーダーで照合して本人確認するもので、パスワードの入力を行いません。