令和4年3月9日、予算特別委員会にて企画総務委員会所管質疑を行いました。
主な質問項目
- 警備ロボについて
- セキュリティーについて
- ノンストップサービスの充実について
詳細は以下をご覧ください。
警備ロボについて
それでは質問してまいりますが、まず、東京都が実証実験を行っているという警備関係のロボット、警備ロボと言うのですね。これは世田谷区も今DXを、事務系の事業を検討しているわけですが、事務系の事業だけではなくて、現業系の事業というのもたくさんあるわけで、その中で警備などは実務のある、現場のある事業で、こうしたこともDXというのか、デジタル化を取り入れて、今は外注している、委託事業でお願いしている部分もあると思うのですが、区の職員で警備職員というのはいらっしゃって、こういう機械警備とロボット警備などを組み合わせれば、正規の警備職員でシステム管理業務などをすれば、十分に警備ができるのではないかと考えるのですが、こうした取組の東京都がやっているということで、世田谷区も取り入れていけるのではないかと思いますが、検討していただきたいということなのですが、取りあえず今、警備で外注している金額というのはどれぐらいあるのでしょうか。
後藤 総務課長
現在、第二庁舎、土日・祝含む時間外の有人の警備と、分庁舎の機械警備で年間およそ七百万円となってございます。
七百万円というのは毎年かかっているということで、特に休日などの警備は民間の警備事業者にお任せしているのではないかと思うのですが、こうした費用を機械警備の新たな構築であったり、こういうロボットを組み入れるとか、そういう新しい技術に投入して変更していくということが、私は求められていると思いますが、この点について世田谷区の考え方、東京都の今の状況のなども含めて検討していただきたいと思うのですが、今後の考え方はどうでしょうか。
桐山 庁舎管理担当課長
現庁舎におきましては、二十四時間体制で巡視による有人での警備を実施しております。一方で、新庁舎における施設管理事業者は、本年九月に事業者を選定する予定ですが、新庁舎の警備につきましては、令和五年七月末の一期棟竣工に合わせて設置する防災センターで制御可能な防犯カメラと人感センサーを用いた監視システムを導入する予定としておりまして、今後決定する施設管理事業者と新たな警備体制を構築してまいります。
委員より御紹介のあった警備ロボットのような、事業者から新しい提案でございまして、新庁舎における管理運営業務の品質及び効率性の確保に資する場合には、区と事業者との協議の中で、都の実証実験の結果も参考にしながら導入の有無を検討してまいりたいと考えております。
ぜひ実施の可能性を探りながら、新しいことを取り入れていただきたいと要望しておきたいと思います。
セキュリティーについて
次に、外郭団体で委託事業者による情報漏えいがあったというようなことが委員会でも報告になりましたが、区としては外郭団体の個人情報の取扱いとかに関して、システムセキュリティーの現状把握がどのようになっているかと、今後のセキュリティーの構築に向けた考え方についても教えていただきたいと思います。
松本 政策企画課長
今回の被害を踏まえまして、区の全ての外郭団体の状況について確認をしましたが、御報告しました団体以外に、対象となる期間中に当該事業者と契約している団体はございませんでした。
今回の被害を含めまして、国内におけますサイバー攻撃によります被害が頻発している状況を踏まえ、サイバーセキュリティー対策の強化に関する庁内向けの通知を各外郭団体とも共有し、改めて注意喚起を図ったところであり、個人情報保護の徹底をはじめ、高いコンプライアンスの下で各団体が適正な管理運営を行われるよう、所管部とともに指導調整してまいります。
区の本体のほうはイントラとかが整備をされていたり、それなりにセキュリティーに関しては強固な体制を取っていらっしゃって、あとクラウドですか、そういう環境にあるのですが、外郭団体はどうしても脆弱な部分があるのかなと思いますので、総点検をしていただいて、今回のような個人情報の流出は、特に委託業者から漏れるというようなことがないように、今後の考え方をしっかりまとめて、セキュリティーの強化に努めていただきたいと要望しておきたいと思います。
ノンストップサービスの充実について
次に、世田谷区の窓口業務で、私はこの点については何度も、ちょっと前はワンストップサービスと言って、区役所に来ていただいて、その一か所の窓口で行政サービスが完結するようなサービスをと言っていたのですが、もう今はこのDXということになって、役所で手続をするような業務に関しては、役所に来なくても全て完結すると。いわゆるノンストップサービスの充実というのですか、推進をぜひしていただいてということで申し上げておるわけであります。
オンラインサービスで、皆さんもネットバンキングなどで二十四時間利用できるというようなことで、役所も同じようにオンラインで二十四時間手続が可能だということになれば、区民に対するサービスも大変向上するわけですし、そういう役所のサービスをぜひ実現していただきたいと思うのですが、そうなったときに、そういうことになかなかついてこられない世代の方がいらっしゃると思うのですね。そういう世代の方や区民の方にスマホやPCのスキルアップの講習などをやる必要があると思うのですが、この辺はどのようにお考えでしょうか。
松永 デジタル改革担当課長
来年度は、身近なまちづくりセンターなどでスマートフォン教室の実施を計画しているところでございます。
ぜひ技術的な格差というもの、世代間の格差なども生じないように、皆さんがDXになじめるような環境をぜひ世田谷区としても構築していただきたい、そのためにスキルアップ講習などはぜひ今後も充実させていただきたいと要望しておきたいと思います。
以上で終わります。