令和4年第1回定例会 本会議 意見開陳

令和4年3月29日、本会議にて意見開陳を行いました。

新型コロナウイルス感染症から生還し、今はっきり言えるのは、症状の有無にかかわらず、検査をしなければ感染確定や感染対策ができないということです。
抗原検査キット配布に関し、議会に相談もなく配布し、議会軽視でけしからぬ、区民にも混乱を来したなどと主張し、補正予算に反対したり、予算委員会でも主張していた議員がいますが、委員会は招集するつもりがあれば招集できるのに、直接の所管に当たる福祉保健常任委員会は、オミクロン株の爆発的な流行により、国もまん延防止等重点措置の適用を発令するなど、区民の命に関わる未曾有の緊急時に、昨年十二月二十日以降、本年二月一日までの一か月と十日の間、また、抗原検査キット配布の情報提供のあった一月十七日から配布実施された一月二十一日まで、数日間のいとまがあったにもかかわらず、所属する委員から招集の提案すらされていません。もし議会に相談もないなどとそのような主張を声高にするならば、逆に区民から職務怠慢、行政への責任転嫁のそしりは免れません。そうした主張を繰り返す身勝手極まりない議員の猛省を促すものです。その間、世田谷区の保健所の職員は、区民の命を守るため、深夜まで休まずに働いているのです。
また、我々四十六人の議員が賛成した予算に含まれるPCR社会的検査は、他の自治体と比べて感染率やクラスターの発生数、重症化率、死亡率、どれを取っても低く抑え込み、大成功と評価できます。数字はうそをつきません。それにもかかわらず、区長の人気取りのため、さらには大失敗と決めつけ、予算に反対して自らを正当化するため、区政レポートを作成し、配布している議員もいます。区長や賛成議員を利用した事実に反する侮辱や誹謗中傷と私は感じましたが、あなたの人気取りのための反省がためにするプロパガンダではないですか。恥を知りなさい。賛成議員や区長、全ての行政職員に謝罪すべきではありませんか。
さて、私の議会での態度は是々非々です。未曾有のコロナ危機から全ての区民が生還するため、令和四年度予算の検査体制の継続と充実を引き続き要望するものであります。
また、本予算は古い行政から新しい行政へ、DXで脱却を目指す改革の予算でもあります。職員の皆さんが、区長を先頭に、デマや偏見に惑わされず、スピード感をもって、区民の命を守り、区民第一の行政構築に向け邁進されますことを求め、賛成の討論といたします。

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