阿久津皇 委員長
次に、(3)「世田谷区・川場村縁組協定四十周年記念イベント」の開催について、理事者の説明を願います。
北村 区民健康村・ふるさと・交流推進課長
それでは、世田谷区・川場村縁組協定四十周年記念イベントの開催につきまして報告をさせていただきます。
まず、1の主旨でございます。昨年の令和三年度に川場村との縁組協定締結四十周年を迎えました。昨年実施いたしました記念式典等に引き続きまして、本年度、世田谷区・川場村縁組協定四十周年記念イベントを開催することを御報告するものでございます。
2の日時・会場でございます。八月二十日、二十一日の土日、川場村にて実施をいたします。会場につきましては、記載のとおりでございます。
3のイベントの運営体制も記載のとおりでございます。
4のイベントの開催概要でございます。区民と村民が集い、交流を深める自由参加型のイベントと併せまして、事前募集により村の文化やスポーツを通じた体験イベントを予定しております。
(1)の自由参加型イベントでございます。二十日土曜日十四時から二十時を予定しておりまして、イベントを開催いたします。内容につきましては、記載のとおり、予定を進めてございます。
(2)の事前募集する体験イベントでございます。こちらは三つのイベントを予定しております。①といたしまして、二十日土曜日、十四時から十七時の予定でございますけれども、川場村の伝統工芸品でございます生品ほうき作りを村の方と一緒に体験するコース、次の二ページになりますけれども、区と村の小学生を対象としたサッカー教室、また、村内史跡・名所巡りバスツアーといたしまして、村内の吉祥寺や酒造会社など、村内の施設見学の三つのコースを予定してございます。この事前募集する体験イベントでございますが、宿泊とセットといたしまして、②で翌日の二十一日の予定を記載させていただいております。午前中に記念プログラムといたしまして、区民、村民による友好の森の遊歩道の整備等を予定してございます。
5のイベント参加予定者数でございます。区民、村民合わせまして約五百名程度を予定しております。
6の事前募集する体験イベントの区民参加者の募集でございます。三つのコースを合わせまして二十四組、約九十六名の抽せんとさせていただきます。申込み方法でございますが、せたがやコールでの申込みとさせていただきまして、記載の電話とファクスのほか、ホームページからの申込みも併せて案内する予定でございます。申込み期間及び参加費につきましては、記載のとおりでございます。また、往復バスも用意いたしまして、バスを御利用いただく場合は、往復で大人四千円、小学生二千円とさせていただいてございます。宿泊先はふじやまビレジを予定してございます。
7の予算でございます。区予算として、六百三十二万七千円でございます。
8の感染症への対応でございますが、感染症対策を徹底してまいりたいと考えてございます。また、今後の感染症の拡大状況によりましては、川場村と協議の上、変更、見直しなど対応してまいります。
9の今後のスケジュールでございます。六月十五日号の「区のおしらせ」、ホームページで事前募集イベントの区民参加者募集を行いまして、七月十五日の「区のおしらせ」でイベント全体の概要の周知を行ってまいります。
説明は以上です。
阿久津皇 委員長
ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
あべ力也 委員
予算に関してですけれども、概要と書いてあって、六百三十二万七千円かかるんですよね。下に何にかかるか、概要というか項目が書いてありますけ
れども、それぞれどれぐらいの予算なのかというのが分かるように教えていただいたほうがいいと思うんです。往復バスの使用料なんかは、自然体験のほうはお金を取ってやるんでしょうから、記念イベントのほうに参加する例えば区民の小学生とか、そういう方が行く往復バスの使用料ということでしょうけれども、それぞれ何に幾らかかるのか、分かりやすい資料を、今じゃなくてもいいですから、後から頂ければと思いますので、よろしくお願いします。
あべ力也 委員
追加ですみません。予算が六百何十万円かかるということですけれども、関わる方は、参加する方がそんなに多くないんです。それで、ほかのイベン
トでもそうでしょうけれども、ライブ中継したりとか、そういうことはされるんですか。
北村 区民健康村・ふるさと・交流推進課長
このイベントでございますけれども、ライブ中継というのは、現在のところ、予定はしておりません。ただ、こちらの内容で、ちょっとそれに関連するかどうかはあれですけれども、自由参加のイベントのほうに、おむすびギネスチャレンジというものを載せさせていただいております。これは広くイベントを周知するという意味も含めておりまして、各会場であるとか、事前にちょっと呼びかけまして、雪ほたかを使ったおむすびを握っていただいて、それをインスタグラムでハッシュタグをつけてSNSにアップしていただくと。それで、その数をギネスに載るような数で募集するというようなこともございます。そういったことで、この周知に努めていきたいというふうに考えております。
あべ力也 委員
これは世田谷区民に向けたイベントと川場村の村民に向けたイベントと両方だと思うんですけれども、世田谷区民はすごく人口がいるんですよね。
関わる人とかはすごく少なくて、そもそも区の広報であったり、区のこういうイベントとかというのは、参加型とか何とか言っても、参加できる人はすごく限られているわけだから、せめて税金を払っている人が、区がどういうことを税金を使ってやっているんだなというのが分かるように、中継をしたり、あとは録画したものが見られるようにしたりとか、その辺は行政として工夫をしていただきたいと思うんです。
ただ六百何十万円使いましたよというイベントで、税金を払っている人はなかなか賛同できないと思うんです。単発で、一日で、何かよく分からないイベントに、四十周年だからといってお金を使って、何をやっているのかよく分からない。ほとんどの区民が分からないという状況で、そういうイベントをやりました、お金を皆さんが納得するかといったら、僕は納得しないと思いますよ。だから、何をやっているのか分かるように、ライブで配信をしたり、録画したものを配信して、区民が納得できるのかどうか、それこそ区民に評価してもらわなくちゃならないと思うんです。その点、部長、どうお考えですか。
片桐 生活文化政策部長
今おっしゃったようなことを踏まえて、我々のほうでも検討させていただきますので、また別途、御報告いたします。
あべ力也 委員
前向きな答弁をいただきました。ありがとうございます。区民に参加してもらうというならば、ここに行って参加できない人が、せめて世田谷区が予
算を使って何をやったかということが検証できるような体制だけはぜひつくっていただきたいと思います。要望しておきます。
阿久津皇 委員長
そのほか何かございますか。
あべ力也 委員
主要事務事業の関係で、あまり質問するなというので、質問を逸してしまったんですけれども、一点だけ聞きたい点があって、246ハーフマラソン
でふるさと納税を活用した参加者を募ると。これはいいことだなというふうに毎回評価はしているんですけれども、ただ、世田谷区でのふるさと納税の流出が大変大きくて、あまり行政としても看過できない状況であるという認識は、議会も行政も同じ認識でいると思うんです。それで、ハーフマラソンに参加する方も大変たくさん応募されているという状況もありますし、ハーフマラソン自体の名前を、例えば世田谷246ハーフマラソンというだけじゃなくて、名前をふるさと納税とか、そういうことを入れたりとか、何かそういう啓発に関係するような名前も年度ごとに変えたりとか、そういうことはできないんですか。これは例えばこの事業として認可を取ったり何かをしている中で、世田谷246ハーフマラソンという名前じゃないとできないんですか。その辺、どうなんですか。
荒 スポーツ推進課長
必ずしもふるさと納税を入れてはいけないということはないと思うんですけれども、これまで十七回やっている中、ふるさと納税をしないとできないのかと思われるのも、誰でも参加できるようなマラソン大会にもしたいと思っておりますので、今のところ、今回については、特にふるさと納税というのは入れないけれども、募集の段階でふるさと納税枠は、今回、コロナ関係でトータルで千四百名の応募を予定しているんですけれども、そのうちの二百名をふるさと納税枠としております。昨年につきましては、あくまで参考なんですけれども、コロナ関係もありまして、ふるさと納税枠で申し込まれた方が全員で九十二件ありまして、そのうち九十人が参加されています。基本的に五万円以上、ふるさと納税をしていただいた方に優先枠というのを設けているんですけれども、寄附金額の総額については四百九十万円というような状況となっております。
あべ力也 委員
いろいろ技術的な問題はあると思いますけれども、工夫をされて、ふるさと納税も盛り上げていただけるようなイベントになればと思っていますので、何か考えていただければと思います。要望しておきます。