令和2年11月12日(木)午後1時
1.報告事項
(1)令和元年台風第19号に伴う二子玉川緑地運動場復旧工事について
(2)給田一丁目第一生命グラウンド野球場の活用について
(3)世田谷246スポーツフェスティバルの実施結果について
(4)東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に係る令和3年度おもてなし事業等の検討状況について
(5)東京2020公認プログラム「馬!ふれあい出張授業」の実施について
(6)その他
2.協議事項
(1)次回委員会の開催について
田中優子 委員長
次に、(3)世田谷246スポーツフェスティバルの実施結果について、理事者の説明を願います。
須藤 スポーツ推進課長
それでは、世田谷246スポーツフェスティバルの実施結果について御報告をさせていただきます。
開催日時、それからスポーツ体験会の会場につきましては、資料に記載のとおりとなります。
3の実施内容・参加者数を御覧いただければと思います。
まず、オンラインハーフマラソンですけれども、定員三千名ということで予定をしておりましたが、実は川崎ですとか近隣で、近い期間で同じようにオンラインのハーフマラソンを展開するところが大分多くなってまいりましたこともあってだと思うんですけれども、参加のほうは一千百十名ということになってございます。なお、御参加いただいた方のうち、五百九十名の方には、新型コロナウイルスの寄附のほうも頂くことができました。
次に、スポーツ体験会のほうになります。親子かけっこ教室からラグビー体験会まで、申込者数、それから参加人数につきましては記載のとおりです。それぞれの定員と抽せん倍率なんですけれども、すみません、ちょっと記載すればよかったんですが、まず、親子かけっこ教室が定員九十六名に対して、こちらの申込者数ということで倍率が三・六倍、それから障害者スポーツ体験会は定員三十名ということで予定しておりまして約一・五倍、次の小・中学生タイムトライアルが定員九十名でしたので約二・九倍の倍率、それから親子タイムトライアルも定員九十名で六・一倍、それからランニング教室/スポーツ体験ブースが百名ということで倍率が七・八倍、ラグビー体験会も同様に百名ですので、四・九倍というような倍率となってございます。
なお、経費につきましては、以前実施のときに主に御報告をさせていただいておりますけれども、オンラインマラソンのほうで約一千四十万円、スポーツ体験会のほうで四百七十万円、それからライブ配信、感染症対策などで四百四十万円、合計で一千九百五十万円という経費となってございます。なお、参加費、それから寄附のほうがございましたので、こちらが収入として二百四十八万円ということで、おおよそなってございます。
続きまして、4のイベント動画の配信のところを御覧ください。
十一月八日にこのスポーツフェスティバルのオープニング、それからスポーツ体験会の会場の様子をスポーツ振興財団のユーチューブチャンネルでライブ配信を行いました。当日の視聴回数につきましては、延べで千五百十八回ということになってございます。動画につきましては、その他のほうにも記載をさせていただいているとおりなんですけれども、今は全編、長いバージョンをアーカイブで見ていただくことができる状態になっておりまして、その後も視聴回数は増えて、約千九百回まで今伸びている状況です。動画につきましては、ダイジェスト版を作成いたしまして、改めてユーチューブチャンネルのほうでの配信を予定をしているというようなところでございます。
なお、裏面のほうを御覧いただきますと、当日の様子をつけさせていただいております。後ほど御確認いただければと思います。
説明は以上です。
田中優子 委員長
ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
あべ力也 委員
今回のハーフマラソンは、オンラインの初めての取組ということで大変注目をしておりました。それと、マラソンですから、実際、道路を走るということを前提にハーフマラソンをやられているんだと思いますけれども、考えようによっては、道路を走らないということも、私は想定できるのかなと。それは、例えばトレッドミルで何キロ走ったというのをやるつもりならできますよね。自宅にトレッドミルがあるとか、あとはスポーツクラブでトレッドミルがあって、そのスポーツクラブの中で、例えばハーフマラソンの距離をトレッドミルで走るとかというようなことも、ある意味、バーチャルでやるということも可能だということならば、それこそ、ほかの委員が言ったように、全世界の方で同じ移動距離を走って、世田谷のハーフマラソンに参加をするということも、ある意味、可能だということなので、実際の道路を走るということがマラソンでは大事な要素の一つでもあって、同じルートを走るということが、アップダウンがあったり、いろんなケース・バイ・ケースのコース取りの中での順位を決めていくということの一つの要素になるんでしょうけれども、そういうことをならして考えれば、バーチャルのトレッドミルか何かで参加するというような部門をつくれば可能かなと思いますので、実際の道路を走るものとバーチャル参加みたいな部分でのトレッドミルを使った参加とか、幅広い参加を今回を契機に検討していけるんじゃないかと思いますけれども、その点、どうでしょうか。今後、ぜひ検討していただきたいと思うんですけれども。
内田 スポーツ推進部長
かなりいろんなやり方があるというふうに思っておりまして、現在はアプリを使って、GPSで位置を測って、距離が分かると。ですので、走るルートはどこでも構いません。それが何分で、何時間で走れましたかという話になるわけです。ですので、安全を考えるならば、例えば公園の中を走るというところもあるでしょう。こういうやり方もあるし、そういうアプリの使い方ではなくて、バーチャルという話になりますと、例えば動かないんだけれども実際には走ったよというようなことも、可能性はあると思います。オンラインですので、様々なやり方がありますし、どういうやり方が一番いいのか、区民の方が何を望んでるのかとかという部分と、我々のスポーツという視点をメインにしておりますので、ただ、先ほどお話ししましたとおり、スポーツだけではなくて、町の魅力ですとか観光ですとか、場合によっては商店街の活性化につながるかもしれないし、そういう部分のところの視点も踏まえて検討させていただきたいと思います。
今のアプリを使うということを前提にしてしまうと、なかなかバーチャルの世界は厳しいということになりますけれども、そのことを前提を外してしまえば、違う手法もあろうかと思いますので、現実的な部分と、あとコスト面もありますので、そういうことで幅広く検討させていただきたいと思います。ありがとうございます。
あべ力也 委員
前向きな御答弁をいただいたんですけれども、実はスポーツを区内の区民の方がしているという場所は、スポーツクラブは結構多いと思うんですよね。スポーツクラブで皆さん、筋トレもしたりしていますけれども、トレッドミルとかで走られているという方は大変多くて、私もスポーツクラブでは、大体トレッドミルで走ったりというのが一番多いんですけれども、それはスポーツクラブ何かと協力をいただいて、トレッドミルで走るというので参加をするというようなことも考えられるなと。今、部長が言われたアプリとかということも一つのハードルになる部分なんでしょうけれども、部門、部門で世田谷のハーフマラソンに参加できるというような種目を多くしていただければ、それも可能なのかなと思いますので、研究をしていただいて、多くの区民が参加できるような大会にしていただければなと、これを契機にいろいろ考えていただければと思います。要望しておきます。
田中優子 委員長
次に、(4)東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会に係る令和三年度おもてなし事業等の検討状況について、理事者の説明を願います。
山田 交流推進担当課長
それでは、資料に基づきまして御説明申し上げます。
1の主旨でございます。令和三年に開催予定でございます東京二〇二〇大会に向けまして、アメリカ選手団のトレーニングキャンプであったり、コミュニティライブサイト、またおもてなし交流事業、ホストタウン・共生社会ホストタウン事業の令和三年度の現時点の検討状況を御報告するものでございます。
2の事業実施に向けた考え方でございます。六つ示させていただきました。
まず一つ目、二〇二〇大会開催を前提とするということ、開催期間、オリンピック、パラリンピックは記載のとおりでございます。
二つ目、東京二〇二〇大会以降のレガシーの実現を目指していく。内容は、賑わい・多文化、以下四つの観点を踏まえまして、東京二〇二〇大会後のレガシーであります共生のまち世田谷の実現につなげてまいります。内容としましては二点、一つ目が大会以降もアメリカ選手団を応援、支援するということ、二つ目、アメリカのホストタウン・共生社会ホストタウンとしまして、二〇二〇大会以降もスポーツや文化などを通じました区民との交流を継続していくということ。
三つ目、区の政策方針及び予算編成方針を踏まえまして、効率的、効果的な事業を実施してまいります。
四つ目、世田谷おもてなし・交流・参加実行委員会の連携を継続してまいります。内容でございます。区民や区、事業者と連携しまして、オール世田谷で、心を一つにまとめ、皆で楽しむ、本物に触れる、新型コロナウイルスを乗り越えて再び町に活力を戻していくための取組を実行できるように、実行委員会の事務局でございます世田谷区産業振興公社と連携しまして、事業を実施してまいります。
五つ目でございます。こちらも大会期間中でございますが、区民や来訪者が安全安心に過ごすために必要な事業を実施してまいります。
六つ目、これは新型コロナウイルス感染拡大防止対策を徹底していくということです。事業実施に当たりまして、ここに書いてあります事前登録などのクリアと、また区の最新情報を踏まえまして、コロナ感染防止対策を徹底しまして、三密を避けた形態により事業を実施してまいります。
裏面をおめくりください。3の見直しの検討状況でございます。ただいま御説明させていただきました考え方や予算編成の状況を踏まえまして、現時点の主な見直し状況の検討を以下に示させていただきました。この内容でございますが、現在、令和三年度の予算編成中でございますので、内容は調整中となってございます。区分としまして、実施の方向と休止の方向でそれぞれの主な事業を示させていただいてございます。
下段には、参考としまして、その実施の方向の中の主立ったコミュニティライブサイト、またスーパーパレード及び世田谷ピースランタンの三つの内容の見直し検討の内容をお示ししてございます。
コミュニティライブサイトにつきましては、実施会場、日数、手法及び経費の見直しを主に考えてございます。記載のとおり、感染防止対策、また経費、実施場所、日数などを検討しまして、場所につきましては一か所での実施を想定してございます。日数については、オリンピック・パラリンピックそれぞれ二日ずつ、またオンラインを活用した手法の検討をしてございます。
スーパーパレード及びピースランタンにつきましては、事業手法や実施会場、また感染防止、経費、それぞれの見直しを考えてございます。その括弧書きに書いてある内容が、今のところ、検討している中身となってございます。
報告は以上でございます。
田中優子 委員長
ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
あべ力也 委員
オリンピック・パラリンピックについては、そもそもIOCの会長が今度来日されるということで、開催についての中止の議論とかはしないというようなお話のようでございますけれども、前提となる大会の開催をされるのかどうなのかということがまだ未定の中で、世田谷区の事業そのものについて議論をするということが、ちょっと私から聞いてて大変ナンセンスだなと思うんですね。
基本的には、大会そのものがどういうふうに実施をされるのかということはコロナ次第だと思いますけれども、ファイザーが九〇%以上効くというようなワクチンを完成をさせて、これを世界にどういうふうに利用していくのかということで、日本もそのワクチンをどういうふうに使っていくのかということ、いろいろ議論はあると思うんですけれども、いずれにしても、コロナの収束次第ということにかかっているんだと思いますけれども、世田谷区は、逆に言ったら、予定等のずれ込みによっては、オリンピック・パラリンピックの大会の実施そのものが難しくなった場合には、予定変更等も必要になってくることでしょうし、そういった場合にどういう対応をしていくのかというようなこととか、あとは、いつまでがタイムリミットで、こういう実施をしていくということに関して、いつまでがそのタイムリミットになるのかと。判断については、いつどういう時点でやっていくのかというようなことも検討しなくちゃならないと思うんですが、この点については、お考えはどういうふうにお持ちなんでしょうか。
小澤 交流推進担当部長
本日、示させていただいたのは、先ほど課長のほうから説明もございましたが、予算編成中であると。今、前提として、東京二〇二〇大会を実施するという前提でというお話もさせていただきました。私どもも、大会につきましては報道以上の情報はまだ得ていない状況でございます。
今示させていただいた事業につきましては、オリンピック・パラリンピックが行われなければ、やらなくていい事業と。しかし、そうは言っても、この間、三年前ぐらいから、ずっといろいろ共生のまち世田谷を目指すということで、御意見を頂戴しながら積み重ねてきた事業もございます。これは形態を変えてでも実施していったほうがいいんじゃないかという判断も一方にはあると思っております。そういった中で、タイムリミットということもございますので、今後の動きの中で、必要に応じてといいますか、状況の中で、またこういった委員会の場を通して御報告させていただきたいと思います。
あべ力也 委員
国民の誰しも、このオリンピック・パラリンピックの開催というのを待ち焦がれて、皆さんが希望しているような大会でありますから、コロナが収束をして、開催されることを望むわけですけれども、どうしてもそういう予定変更せざるを得ないというようなことに関しても、あらかじめ検討しておく必要もあるでしょうし、また、スポーツ振興ということに関しては、今、部長が言われたように、形を変えて実施をするということに関しても、しっかり検討しておく必要もあるでしょうし、いずれにしても、コロナの動向次第だと思いますので、それに臨機応変に対応できるような体制づくりをしっかりしていただきたいと、これも要望しておきたいと思います。