令和4年3月8日、予算特別委員会にて総括質疑を行いました。
主な質問項目
- ウクライナ問題について
- 池尻中学校跡地のものづくり学校の問題について
- 外環道について
詳細は以下をご覧ください。
ウクライナ問題について
それでは、質問してまいります。
まず、ウクライナ問題、何とか早く収束をしていただきたいと思いますが、戦争は憎むべきものでありますので、ぜひ早く収束していただきたい。議会も決議を検討しているようでありますけれども、具体的に世田谷区として何ができるのかといったときに、ほかの東京都の自治体でも、ウクライナの大使館に募金を届けようなんていう運動をしている自治体があるというふうに聞いております。ぜひ、世田谷区でもそういう取組をしていただきたいと思うんです。実は私、ウクライナに友人がいて、キエフとヤルタ、あとセバストーポリと案内をしていただいて、伺ったことがあります。
今、戦火の中での状況を見て、本当にやるせない気持ちでおります。何か手助けができないかなというふうに思いますので、区としても募金を募って大使館に届けるとかいうことをぜひしていただきたいと思います。区長、どうですか。
保坂 区長
先ほど他会派から、例えばウクライナを逃れて、戦火を逃れて避難されている方の受入れ等についてもお話がございます。現在、両副区長をはじめとして、世田谷区としてこの事態に何ができるのかということを、検討を始めているところです。そこにはもちろん募金の問題も含めて早く結論を出していきたいと思います。世田谷区も、そう多くはありませんが、ウクライナの方が在住されています。そういう皆さんのお声もぜひ聞いて、一日も早い平和解決のための、そしてまた人道支援、これを行っていきたいというふうに考えております。
ぜひ早急に検討していただきたいと、要望しておきたいと思います。
池尻中学校跡地のものづくり学校の問題について
次に、池尻中学校跡地のものづくり学校の問題でありますけれども、私が記憶している範囲では、熊本区政で改修をして、その当時、この事業に関しては賃借料が大変安いということで、いろいろ問題があって、私もいろいろ発言をした記憶がございます。現状では、年間賃料が一千三百二十五万二千八百円ということのようですけれども、当時、事業者はイデーアールという事業者だったと思いますけれども、あの当時の賃料はもっと安かったと思うんですよね。幾らぐらいでしたか。ちょっとお答えいただければと思います。
田中 経済産業部長
今はものづくり学校ですけれども、平成十六年から二十一年までの間と、それから二十一年から二十六年までの間、こちらが税込みで月額八十三万四千円、年額で一千万八千円です。御案内のとおり、イデーアールプロジェクト株式会社という社名でやっていましたが、その後、アールプロジェクト株式会社、さらにその後、平成十八年十月から現在の株式会社ものづくり学校の名称で契約をしています。
今日、自民党の会派がこの問題について御質問されていましたけれども、これは熊本区政で区議会の自民党が、私は推進をしたというふうな認識でおりまして、今の段階で大変これは失敗の事業で、問題があって、何とか採算の合う事業にというふうに、皆さん何かそういう状況だということに自民党の方々が気づいたというのは大変いいことだなと私は思っていまして。ただ、地域の方からは、これは自民党がマンションか何かを造って、校庭もなくなっちゃうんだと。新しい事業の中でも校庭は何か分離してやるので、校庭が小学校で使えなくなっちゃうんで何とかしてほしいという陳情が私の元にもございました。
それで、よくよく調べると、新しい事業の中で、その校庭を新たな使い方、区分をしてやるということのようであります。ぜひ、今まで使っていた使い勝手とか、利用頻度とかを実現するためには―何かちょっと聞いたところによると、チャレンジショップとかテストマーケティングとかというのを校庭でやるので、その分の敷地がちょっと制限されるんですということのようです。現状、天然芝で天候にも左右されるということなものですから、ぜひ人工芝とか、あらゆることを考えて、今地域で利用されている方々が利用できなくなっちゃうというようなことはぜひないように、区として検討していただきたいと。これは地域の方もそう要望しておりますので、区長、ぜひ地域の要望等も取り入れて、ぜひ校庭を地域の方が使えるように継続していただきたいと思うんですが、この点についてお考えを伺いたいんです。
保坂 区長
旧池尻中学校の跡地活用について、新たな産業活性化拠点として、校庭、校舎一体的な活用ということで、多くの事業者、区民が利用できる場にしていきたいと考えています。委員お話しのように、休日、放課後にグラウンドを利用している地元関係者などから、校庭活用に関する御意見や御要望もいただいております。もちろん引き続き御意見をお聞きしながら、整備面での工夫や、その事業者が利用していない時間帯などで柔軟な活用ができるよう、所管部で検討しているところです。
耐震補強工事につきましては、安心安全の観点からできるだけ早く工事は実施したいと考えていますが、この募集時期を再考いたしますので、その工事時期についても併せて考えていきたいと思っております。
熊本区政は、私が考えるに、区政に対する感想ですけれども、本質は利益誘導型の自民党政治の典型のような区政だったなというふうに僕は感想を持っておりますが、その中でも負の遺産が保坂区政の中でも継続しているものが二つあって、その一つがものづくり学校、あともう一つが安全パトロールということ。これがやっぱり区民の皆さんにとって、しっかり実になるように、見直しも含めて、ぜひ検討していただきたいと思うわけです。
外環道について
それと、次に外環道ですけれども、これは地裁で差止めがされるということで、地域住民の方も、今後について大変不安があるということですけれども、今後の見通しがつかない中で、区としては不安解消に向けてどういう説明をしていくのか。区長のお考えを伺っておきたいと思います。
保坂 区長
先ほど他会派に答弁したとおり、今、大変深刻な状況にあります。東名ジャンクション周辺の方々には、長きにわたり工事が続くということで御不便をおかけしております。安全が何より優先だと思います。このような大深度地下の工事についての安全を……