今年の漢字は「金」 京都・清水寺で発表
2012.12.12 14:02 [westナビ]
森清範・清水寺貫主によって揮毫された今年の漢字「金」=12日午後、京都市東山区の清水寺(恵守乾撮影)
平成24年の世相を漢字一字で表す「今年の漢字」が「金」に決まり、京都市東山区の清水寺で12日、森清範貫主が揮毫(きごう)した。「金」はシドニー五輪開催の12(2000)年にも選ばれている。
日本漢字能力検定協会(京都市)が平成7(1995)年から毎年公募しており、最も応募数の多かった一字を12月12日に今年の漢字として発表。今年の2位は「輪」、3位は「島」だった。
応募総数約50万票で過去最多だった昨年は「絆」が選ばれ、一昨年は「暑」で、それ以前の10年間をさかのぼると、「新」「変」「偽」「命」「愛」「災」「虎」「帰」「戦」となる。
午後2時過ぎ、縦1・5メートル、横1・3メートルの和紙に、森貫主が広島県熊野町産の大筆で豪快に一字をしたためると、参拝者からどよめきが上がった。
揮毫された一字「金」は、13~31日に清水寺本堂で公開される。