五輪招致他国批判について謝罪 猪瀬直樹東京都知事 記者会見 全編
猪瀬都知事、今度はツイッターで物議
TBS系(JNN) 5月2日(木)18時41分配信
2020年のオリンピック招致レースのライバル、トルコをめぐる発言で謝罪したばかりの東京都の猪瀬直樹知事。今度は謝罪当日に投稿サイト「ツイッター」に書き込んだ内容が物議を醸しています。
Q.今回の件で誰が味方か敵かと
「同じ質問、さっき出た」(東京都 猪瀬直樹知事)
Q.応援してくれる人もいる?
「東京五輪招致に頑張ってくれと」
記者の質問をさえぎり、声を大きくして答えた東京都・猪瀬直樹知事。新たに物議を醸しているのは、自ら発信する投稿サイト「ツイッター」での発言です。謝罪会見の翌未明、猪瀬知事はこんな投稿をしていました。
「今回の件で誰が味方か敵か、よくわかったのは収穫でした」
前日には猪瀬知事が招致レースのライバル、トルコのイスタンブールを批判したことについて謝罪したばかり。
「イスラム圏の方に誤解を招く表現で、申し訳なかった」(猪瀬直樹知事 先月30日)
都庁には1日までに300件以上の抗議や苦情が寄せられています。内容は「発言に気をつけてほしい」「非常に残念」というものが多いということです。
こうした中でのツイッターへの投稿。1日になって、やはりツイッターで「敵か味方か」とは、自分のフォロワー、つまり投稿を見る人のことと説明しましたが、都の幹部職員からは、こんなぼやきが・・・。
「知事は言葉の影響力が分かっていない」(東京都幹部職員)
記者会見では、この問題に質問が集中しました。
Q.「誰が敵か味方かわかった」の真意は?
「フォロワーに対して、いろいろな人がいろいろなことを言ってくるので言った」(猪瀬直樹知事)
Q.ツイッターは知事として問題ない?
「励ましてくれる人と悪意でいろいろ言う人がいる。ツイッターもフェイスブックも含めてネットの間のお友達みたいな世界」
Q.30万人のフォロワーがいる知事が、相いれない意見や悪意があると思うものを“敵”という表現で切り捨てる?
「根拠を書いてファクト(事実)を書いて表現を述べる。ただ意見だけ言うのは好ましくない」
やりとりは30分以上続きました。
「同じ話になるぜ」(猪瀬直樹知事)
話を切り上げようとする猪瀬知事。それでも記者の質問が続くと・・・。
「大体いいかな」(猪瀬直樹知事)
Q.まだ質問ありますが
「同じ質問ばかりだから」
結局、記者会見は1時間以上続きましたが、猪瀬知事は投稿に問題はないと繰り返しました。(02日17:59)
最終更新:5月2日(木)23時18分